ブロードバンドインターネットの普及に合わせ、音楽出版業界は激変している。一曲だけ購入する場合、今では携帯電話やインターネットを経由しダウンロード販売で気軽に買うのが主流。特に、アップルのiPodの爆発的な普及により、同じアップルが運営するiTunesミュージックストアで楽曲を買う若者が急増。CDシングルはすっかり人気が落ちており、2006年には音楽配信の市場規模がCDシングルを超えた。音楽市場はもともと若者中心の市場であり、流通手段の変化は劇的だ。

映画の流通手段としても、ブロードバンドを経由したストリーミング配信やダウンロード販売が伸びており、10年後にはCDやDVDなどの円盤が物珍しいものになっている可能性がある。
紙のピークは1997年
新聞、雑誌、書籍などの紙媒体にも大きな変化が襲っている。日本の新聞発行部数は1997年の5376万部をピークにその後は減少。06年時点では5231万部だ。
高止まりしているようにも見えるが、実際には発行部数を水増しするため、売る当てのない余計な部数を販売店に押し込む「押し紙」が問題視されている。若者の新聞離れ、ネットシフトが加速する一方、団塊世代の定年退職による新聞離れも懸念されている。今後、部数減は、ますます深刻になっていくだろう。
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