9月に英タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)が2016〜17年度の大学世界ランキングの結果を発表した。その結果をタイムズ紙は「オックスフォード大学が英国の大学として初めてTHEのランキングで世界一となった。ランキングが作られるようになってから12年間の歴史の中で初めてのことだ。(中略)オックスフォードの成功は、(中略)特に国際的に優秀な人材を集めるうえでさらなる成功を収めたことにある」と報じている。
10月の新年度に大学総長(900年以上の歴史で初の女性)もスピーチでこのことに触れた。初の1位を祝福するとともに、ランキング上位の常連である米国の大学に比べ、財政規模が比較的小さいにもかかわらず、この偉業が達成されたことに意義があると述べた。オックスフォードの財政規模は、ハーバードの6分の1、スタンフォードやイェール、プリンストンの4分の1だといわれる。にもかかわらず成功を収めたのは、「この大学に魅力を感じここで働く教授たちの、研究の質の高さにある」と大学の構成員への賛辞も忘れなかった。
一方、先のタイムズ紙は国別に見たランキングの変化にも関心を示した。香港中文大学、韓国科学技術院が新たに100位以内に、中国と香港の4大学が200位以内に入ったことに触れ、さらに北京大学、精華大学(中国)、シンガポール国立大学がそれぞれランクを上げたことを紹介した。アジアの大学の活躍に言及しているが、ここに日本の大学は登場しない。アジアの隆盛に英国メディアの関心が向かう中で、日本のプレゼンスの低下は否めない。
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