9月に入って北朝鮮は5度目の核実験を行った。今年に入ってから2度目で、観測された震度は同国の核実験としては過去最大の大きさとなった。北朝鮮の愚行に国際社会はどう対応すべきなのか。
北朝鮮の報道は信頼できないが、今回の実験は単なる核実験とは異なり、兵器のテストをうかがわせる内容だった。年内にはさらなる実験を行う可能性もある。
北朝鮮は最近、核実験の強度を上げただけでなく、潜水艦からの発射や多段式ロケットなどの弾道ミサイルのテストも行っている。現在開発中のあらゆる兵器をどこにでも打ち込めるシステムの完成を目指していることに疑いの余地はない。
国際社会はこうした実験を非難してきたが、成果は上がっていない。一部の専門家は、今こそ同国との協議を開始すべきと主張している。そうした提案の背景には、協議を始めなければ「多くのものを失ってしまう」という理屈がある。とはいえ北朝鮮は、米国が米韓合同軍事演習の停止などに応じないかぎり、一切の協議に入ろうとしないはずだ。
合同軍事演習は軍事同盟の中核部分だからこそ、北朝鮮は停止を要求している。米国はそうした要求に応じる姿勢を示さず、北朝鮮がすべての核兵器および既存の核計画の放棄を約束した2005年の共同声明を踏まえた協議でなければ受け入れない姿勢を示している。これは賢明なやり方である。
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