柳井 正 ファーストリテイリング会長兼社長
「何回、何十回、それこそ何百回と願って挑戦したことが失敗しても、なお成就できるかもしれないからあきらめない。主体者としてあきらめない姿勢は何より大事だと私は思います。松下幸之助もドラッカーも理想主義ですが、現実を知りつつ理想をずっと持ち続け、本質は何なのかを探求したのではないでしょうか。特に幸之助さんの場合は理想をよく知っていますよ」
(『松下幸之助塾』2011年9・10月号)
【解説】ファーストリテイリング会長兼社長の柳井正氏は、幸之助を「日本人の企業家としての理想像、ジャパニーズドリーム」と称する。幸之助の著書はほぼすべて読破。近著でも、幸之助が提唱した無税国家論についての論評に最終章を割いた。
同社の経営理念にも、幸之助が重んじた社会的責任や水道哲学の影響がうかがえる。それほど幸之助は柳井氏にとって大きな存在なのだ。
澤田秀雄 エイチ・アイ・エス会長
「人と組織をやる気にさせる天才だったのだと思います。その天才が、さまざまな人に対して、どう考え、どう対応したのか。社員一人ひとりのモチベーションを上げたいときにも、組織全体のモチベーションを上げたいときにも、参考になる内容です。今回読みなおしてみて、『まあ、できているかな』と思える内容は七割ほど。残り三割は、『まだまだできていないな』という反省と、『なるほど、そうなのか』『これは考えなければ』という新しい発見や気づきでした。初めて読んだときは、ほとんどの内容が『なるほど、そうなのか』でしたから、三十年以上会社を経営してきて、私も少しは成長したのかなと思います」
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