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キャリア・教育 #松下幸之助

「男性と違って、女性は言葉が欲しいのです」 モデル押切もえのプロ意識を磨いた幸之助の本

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おしきり・もえ●1979年生まれ。2001年『CanCam』専属モデル、07年に『AneCan』専属モデル。『道をひらく』が愛読書。16年に小説が山本周五郎賞候補に。(撮影:梅谷秀司)

モデルって「自称」が通じる仕事なんです。ですが、プロ意識が高くなければこの仕事を長くは続けられません。

私が駆け出しだった20代前半、先輩方を見ていると、つねにプロとしての高い自覚と目標を持って仕事をしている人と、そうでない人とでは現場での動き方が全然違いました。ファッションの現場は、ある意味で同じことの繰り返しです。でもマンネリではいけない。毎日新鮮な気持ちで仕事と向き合うにはどうすればいいかと考えていました。

松下幸之助さんの『道をひらく』は、仕事に対する姿勢を学びたくて、当時いろいろ読む中で出合った本でした。

プロ意識を持つ大事さ『道をひらく』で学んだ

最初に読んでまずはっとしたのは、「プロの自覚」という一節でした。「芸能とスポーツにおいてはプロとアマとの区別は厳しい」「プロとしての厳しい自覚と自己練磨が必要になってくる」とあります。

外見がちゃらちゃらしている職業だから、余計しっかりした精神を持ちたい思いはあったと思います。おカネをいただく以上、自分がどれだけの対価を与えられたかを意識して仕事に励む大切さを、この本から学びました。

専門的な技術や知識ではなく、精神面を教えてくれる。迷ったとき、すっと心に入ってきて、心をよい状態にしてくれます。

最近の私は「懸命な思い」の一節、「人生は坦々たる大道を行くがごとし」「懸命にわが道を歩むほかない」という言葉に背中を押されています。というのも現在、小説の執筆に挑戦しているのですが、「何でやっているの」とよく聞かれてきました。ただでさえ忙しいのに、夜を徹して書く。モデルなら美容やファッションだけを考えていればいいのではないかって。

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