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キャリア・教育 #国は大学の機能ごとに重点支援

教育・研究組織を抜本的改革 卓越した教育研究 東京工業大学

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世界トップ10に入るリサーチユニバーシティ(研究大学)を目指す──。挑戦的な目標を掲げ、全学にわたる抜本的改革を推進しているのが東京工業大学だ。国立大学の機能強化を促進するための重点支援の枠組みでは、当然ながら卓越した教育研究で世界の有力大学と競争する道を選んだ。

昨年再選され2期目に入った三島学長は改革実現に邁進(撮影:梅谷秀司)

教育改革については2016年度から、日本の大学では初めて学部と大学院を統一した「学院」をスタートさせる。これまでの3学部23学科、6研究科45専攻を、6学院19系に再編。科目のナンバリングや科目関連図も整備し、学生が入学時から大学院までの出口を一気通貫で見通すことを可能にした。複数の学科を系にまとめることで多様な学修ニーズにも対応が可能だ。シラバスの英語化など、海外大学との単位互換のための施策も進めている。

学院開始に先立つ前年度には、すでに教育革新センターを設立。系やコース、授業の設計やシラバスの標準化、教員やTA(ティーチングアシスタント)などの教育能力向上支援などに取り組んでいる。

組織を再編し戦略的に研究を推進

同じく16年度には、研究改革の一環として「科学技術創成研究院」を創設した。これまでの研究所・研究センターは再編のうえ、研究院の下部組織となる。さらに「研究ユニット」も設置する。これは学院の中から、卓越したリーダーシップを持ち、将来有望な研究に取り組む研究者を選び、資金や人材面で大学が支援するものだ。大隅良典栄誉教授の「細胞制御工学」や岡崎健特命教授の「グローバル水素エネルギー」など、当初は10ユニットでスタートする。

「研究所・研究センターは中長期的にじっくり取り組む研究、研究ユニットは比較的短期間で一定の成果が期待される研究を担当と、それぞれの機能分担を明確にする。研究ユニットは、5年をメドに成果を検証し、外部資金などの導入支援も行い研究所や研究センターへの進化を目指す。十分な成果が上がらなければ解散もありうる」と三島良直学長は話す。

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