精液検査をしたくても、医療機関に検査に行くのには抵抗がある。そんな場合にまず試したいのが、自宅で手軽に精液チェックができる検査キットだ。
5月に発売されたのがTENGA(テンガ)の「メンズルーペ」。同社は主力商品のマスターベーション補助具が、男性不妊の原因の一つである膣内射精障害のリハビリに用いられるなど、生殖医療の現場で名の知れた会社でもある。昨年、泌尿器科医からの提案を受け、スマートフォンで動画を撮影できる検査キットを開発した。
使い方は、まず専用カップに精液を採取しさらさらに液化するまで5分程度置く。スマホのフロントカメラに、550倍のルーペがついたプレートをセットし、液状化した精液をスポイトで米粒大に垂らして動画を撮影する。
開発協力者で泌尿器科の小堀善友医師が運営するサイトでは、同キットで撮影したサンプル動画を精子運動率の目安として公開。精子濃度を簡易計算するツールも準備し自己診断できるようになっている。
インターネットの直販では一時売り切れになるなど、「反響は予想以上」(TENGAの佐藤雅信取締役)。マスターベーション補助具は30~40代が中心だが、メンズルーペの購入層は3分の1が20代。「若いうちから自分の精液がどうなのか興味を持つことは、不妊改善にもつながる」と佐藤取締役は期待を寄せる。
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