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ライフ #ゴルフざんまい

怒らないことが持つ三つの効能 平常心はゴルフと似ている

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(イラスト:ソリマチアキラ)

木々の緑の濃淡が冴え渡り、ゴルフ場のホトトギスも鳴き始め、気分が明るくなる季節です。

さて、最近私が心掛けているのは「怒らないこと」。なぜなら、怒ると協会運営によくないと痛切に感じるようになったからです。

あるとき、各国女子ツアー間で複数国にまたがる交渉事が起こりました。

A国の会長が、堪能な英語でB国の会長と意見を交わしていたところ、話の流れでそこにいないC国の意向も反映する必要が生じました。C国の意向をよく知るA国の事務局は、英語は苦手のようで、A国の会長が母国語で聞きながらB国と話を煮詰めようとします。しかしA国の事務局は、交渉の内容になかなか納得しない様子で、A国の会長が骨を折っている感じでした。

そのやり取りをそばで聞いていたのですが、私なら絶対にイライラして自分の事務局に強い口調で怒ってしまうに違いない、と思いました。しかしA国の会長は、淡々と変わらない調子で話を終えました。結局、話は宙に浮いたまま終わりましたが、私にはとても勉強になりました。

私が感じたのは「怒らない」と、1.自分より立場の低い人が話しやすく、情報が正しくもらえる。2.その場にいる人の雰囲気が壊れない。3.ゴルフと似ている。ということです。

1.について。協会運営はマネジメントなので、これまでとはまったく違った能力が自分には必要とされています。事務局とやり取りしているときに、らちが明かないと強い口調でやり込めそうになることがありますが、向こうは私に強く言い返せないので不満が残ったままになるでしょう。それに何かを判断すべきとき、その人が知りうる事実を全部話してもらえないかもしれません。あっ、と気づいたときには優しく話すように修正しますが、悪いことをしたなと思います。

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