ふくおかフィナンシャルグループ社長 柴戸隆成
「九州全域が地盤だ」
十八銀行とは、2014年下期に事務面での協力関係が始まった頃から話を進めてきて、経営統合の合意に至った。
(ふくおかFG傘下の)親和銀行と十八銀行の合併後は、長崎の売り先開拓、長崎の企業の成長をサポートに人員を投入していきたい。(長崎県での融資シェアが7割になることについては)公正取引委員会の審査を受ける立場なので、今は何も言えない。
持ち株会社機能の高度化も進めていく。他業態のプレーヤーによる銀行業務への参入は脅威だ。スマートフォンを利用したサービスを高度化させていく。個人の稼働顧客540万人に対しての通信技術を使ったアプローチに力を入れていきたい。
FGのさらなる拡大も
現在掲げている「九州全域で確固たる支持を獲得する金融グループ」という目指す姿は、4月からの新中期経営計画でも、「九州全域が地盤」という点は変わらない。ただ、(傘下銀行のある)福岡、熊本、長崎は、従来どおり各行が見るが、それ以外は福岡が見る部分を増やそうと考えている。各県の支店は置いておくが、陣容を強化するときは福岡で強化していく。福岡から鹿児島まで新幹線で1時間20分。福岡の本部の専門部隊が行ったほうが顧客にとってもいいのではないか。
今後はまず十八銀行との統合をしっかりやる。相当な力仕事だ。行員の融和から始まって、長崎の顧客に評価してもらう動きを作り上げていく。そこに全力投球する。
それを達成すると、ふくおかFGと一緒にやろうという銀行がまた現れるかもしれない。そう思われるような魅力的な金融グループになっておきたい。十八銀行との統合で成果を出し、その次のチャンスがあれば、やぶさかではない。(談)
十八銀行頭取 森 拓二郎
「県内で争っている暇はない」
この記事は有料会員限定です
残り 832文字
