「機動戦士ガンダム」をはじめとした、豊富なキャラクター商品を幅広く展開するバンダイナムコホールディングス。2015年からは海外での成長にも力を入れている。浮き沈みの激しいエンターテインメント業態を、どう成長へと導くのか。就任からまもなく1年が経つ田口三昭社長に戦略を聞いた。
──ガンダムは19年に40周年を迎える。なぜ人気が長く続いているのか。
私が入社して最初に担当した仕事が、ガンプラ(ガンダムのプラモデル)の製作だった。当時は144分の1スケールで再現した戦車などの玩具があり、これをアニメで最初に取り入れたのがガンダムだった。作品の世界観を再現しやすいガンプラが、今も人気を支え続けている。
ガンダムはロボット、戦争、人間ドラマという要素がありながら、主人公アムロのヒーローらしからぬ内面性をしっかり描いた点が支持されている。関連売上高は年700億円あり、昨年は静岡のガンプラ工場の増産体制を整えた。
──キャラクタービジネスを続けるために必要なこととは?
「仮面ライダー」や「スーパー戦隊」も40年以上続いている。作品の基本設計は踏襲しつつ、若い人たちにとっての戦いとは何か、と考えて内容を変えている。新しいエッセンスを入れないと新たなユーザーが入ってこない。作品の奥行きを広げつつ、入門しやすいアレンジを心掛けている。これを当社では、イノベーションと呼んでいる。
──15年度は「妖怪ウォッチ」の大ブームが去って業績が落ち込んだ。浮き沈みが激しい業態だ。
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