有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス #セブン再出発

伊藤&鈴木は理想のコンビだった 流通業界のご意見番が明かす

3分で読める 有料会員限定

 ライフコーポレーションの清水信次会長は流通業界の団体トップを多数務める「ご意見番」。セブン&アイ・ホールディングスの鈴木敏文会長兼CEO(最高経営責任者)の突然の退任劇をどう見るか。

しみず・のぶつぐ●1926年生まれ。56年ライフコーポレーション創業。日本チェーンストア協会会長。(撮影:梅谷秀司)

──今回の件の感想は。

業界トップのセブン&アイさんが人事でもめるなんて本当に驚いた。鈴木さんはセブン‐イレブンを大成功させたから、使命をやり遂げたという達成感はあると思う。だから、経営者として有終の美を飾ってほしい。五十年近い付き合いだが、鈴木さんは話がすごく明快でしかも即断即決。先輩、年長者を立てて礼儀正しい。その姿勢は業界トップになった今もまったく変わっていない。

日本でコンビニをゼロから作り上げた先見性とここまで引っ張ってこられた姿勢は立派だ。戦後70年間の流通業界で最大の功績だろう。あの人がいなければ、日本の流通業界、特に食料品や日用雑貨の供給スタイルは今と違ったはずだ。

──伊藤雅俊名誉会長と鈴木会長の二人の関係性はどうですか。

セブン成功の根源は、伊藤さんが鈴木さんの提案を受け入れ思うようにさせてあげたことが大きい。50年近く前にまいた種が芽を出して、それがこんな大木になった。まさに二人の合作だ。お互いに尊敬し合い、納得してやってきた。

二人からお互いのマイナスの話は一度も聞いたことがない。鈴木さんはいつも、伊藤さんに自分が思うようにやらせてもらっているという恩義を感じておられた。伊藤さんも鈴木さんが一所懸命にやっておられると話していた。伊藤さんとはイオンの岡田(卓也名誉会長)さんも含めて「3人会」という集まりを都内の料亭で2〜3カ月に1回はやっている。今回の件では特に相談がなかったが、5月中にまた会う予定だ。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数