フィナンシャル(金融)とテクノロジー(技術)を融合させる、「フィンテック」という金融システムの新概念が、株式市場に一大旋風を巻き起こしている。
関連銘柄の主役が大手ITベンダーではないところがミソ。ビッグデータなど最先端技術を活用した新たな手法の開発に取り組む、無名の新興ベンチャー群に注目が集まっている。投資家は足元の収益よりも将来性を重視しており、昨年末から年始にかけて株価が大化けした銘柄も多い。表1は、主な関連銘柄の株価上昇率ランキングだ。
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高値を維持する銘柄も
フィンテックが一躍脚光を浴びることになったきっかけは、経済産業省が昨年10月に「FinTech研究会」を設立し、規模を問わず参加者を募ったことだ。同研究会の設立メンバーに名を連ねた上場ベンチャーへ新規資金が流入。銀行界の要請で、関連ベンチャーに出資できるように、金融庁の金融審議会が銀行法改正を早期に図ると報道されたことも、株高に拍車をかけた。
個別銘柄で、ブームの先鞭をつけたのが、ランキング2位のインフォテリアだ。昨年12月4日、仮想通貨「ビットコイン」の基盤技術を応用した独自のブロックチェーン技術を開発したテックビューロ(非上場)と協業し、決済処理の効率運用プラットフォームを発売すると発表。株価は出来高を伴って暴騰した。
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