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ライフ #生涯現役の人生学

積小為大 二宮金次郎と徳川家康に学ぶ

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新しく“なすべきこと”が二つ増えた。血圧測定と泌尿器用薬を飲むことだ。共に朝、夜、就寝前の3回を義務づけられた。血圧は測定器の扱いを娘に教えられ、欠かさずに実行している。今のところ平均で朝が最高130ミリHg、最低が80ミリHg、脈が70bpmぐらいだ。

お医者さんにもらった「私の血圧日記」によると、目標値が後期高齢者は診察室で「150、90」、家庭で「145、85」と書いてあるので、まず安心圏内だ。もちろんこれはお医者さん処方の薬によってである。

薬は泌尿器用と血圧用の2種類ある。袋にこれも娘が朱書きしてくれた。朝1錠(血圧用)、朝夕各1錠(泌尿器用)、夜食後1錠(血圧用)となっている。指示どおり飲んでいる。血圧は数値を日記に記入する。意外な発見があった。私は「休肝日」を持たない。夕暮れには必ず酒を飲む。生ビール中ジョッキ1杯プラス日本酒なら3合から4合、ウイスキーだとダブルの水割り3杯くらいが定量だ。

意外な発見というのは、就寝前(つまりアルコールが残っている)の計測値が必ず120台であることだ。(酒を飲むと血圧が下がるのか)と不思議で仕方がない。お医者さんに聞いて「酒をやめなさい」と言われたら裏目に出るので黙っている。

さて、この新しい“なすべきこと”に終了期限はない。死ぬまで継続することを義務づけられている。この後どれだけ生きられるかわからないが、私にとってはフレッシュな、そしてどこか重い感じが伴う経験だ。“果てしない旅路”をたどる思いがする。しかし前年の前立腺肥大になったときの苦痛、滞留した水門が手術でなく今の薬によって一挙に開かれて、ドッと放流できたときの喜びは、まさに生命そのものの躍動だった。薬をやめればあの喜びがたちまち断たれる。その思いはもはや恐怖となって意識づけられている。

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