今年の女子ツアーは、イ・ボミが賞金女王に決まった。今季7勝。賞金獲得額も、なんと2億円を超え、2001年男子ツアーで伊沢利光が獲得した2億1793万4583円をしのぐ2億2581万7057円だ。女子トーナメントの人気度が、この賞金ランキングの金額に表れている。ひるがえって、というと寂しい限りだけれど、男子ツアーが盛り上がりに欠けた印象は否めない。
直近のダンロップフェニックスでは、宮里優作が優勝した。そして松山英樹が、最後まで粘ってワクワクさせた。松山は、さらに野太くなっていた。その眼光紙背に徹するような鋭いまなざしが、勝負に対する執着心を感じさせたし、米国ツアーで戦っている強さの底力を見せてくれた。
でも、残念なことに、ゴルフトーナメントの面白さが、テレビをはじめとしてゴルフメディアからなかなか伝わってこない。米国の作家ジョージ・プリンプトンが、ゴルフゲームに関して、こんな言葉を残している。
「ゴルフというゲームは、ほかのスポーツでは絶対にこれだけの読み物を提供しえない面白さを持ち合わせている」
しかし、なかなかメディアからはそれを発信してくれないように思える。そのほとんどが、飛ばしをはじめとする技術的な切り口。かつてはトーナメントの観戦記という読み物があった。勝者や敗者の1打の背景など、心理描写やゲームマネジメント、人間性などに迫って書き上げていた。
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