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保険会社に奉仕させられている 専門家はこう見る[1]

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  • 後田 亨 オフィスバトン「保険相談室」代表

生命保険の保険料には、1.死亡保険金や入院給付金などの支払いに必要なおカネ、2.保険会社がおカネを運用する際の金利、3.保険会社の運営に必要な経費の3要素が見込みで反映されている。

同じ保障内容の保険で保険料の差が著しい場合、3.の販売手数料などを含む保険会社の運営費の影響が大きいと想像される。1.と2.に関しては、あまり楽観的な見込みを行うと保険会社の健全な運営に支障を来すはずなので、各社で大きな違いが生じるとは考えにくいからだ。

わかりやすい例として図表1をご覧いただきたい。30歳男性が向こう10年間、3000万円の死亡保障を持てる「定期保険」に加入するケースだ。明治安田生命保険の保険料は、同じ保障内容であるにもかかわらず、ライフネット生命保険の2.5倍超である。

[図表1]
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ライフネット生命は、保険料に見込みで含まれる運営費(付加保険料)とその割合(付加保険料率)を公表している。運営費を除いた部分が保険金支払いに向けられる保険料(純保険料)ということだが、両社が見込んでいる加入者の死亡率に大きな違いがあるとは考えにくい。

付加保険料率は実に70%に達する

そこで、純保険料は同額と見て試算すると、明治安田生命の付加保険料率は実に70%に達する。加入者に保険金として還元されるおカネの割合は3割にすぎないと推察されるのだ。保険会社は保険の仕組みを加入者による「相互扶助」と説明しているが、保険料の7割が会社の運営費に回るようでは、保険会社に奉仕させられる仕組みのようである。

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