検索シェアとそれに付随する広告収入で圧倒的地位を築くグーグルにも、攻めあぐねている地域はある。「百度(バイドゥ)」の中国、「NAVER」の韓国などだが、日本ではヤフージャパンが立ちはだかる。
図表1を見てほしい。両社の検索シェアは赤色のヤフーが青色のグーグルをややリードしている。2000年前後に始まる日本のインターネット黎明期を支えてきたのはヤフーであり、その認知度は今も抜群だ。しかし、若年層になるにつれてグーグルの比率が高まっており、今後は形勢逆転が起きてもおかしくはない。
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広告収入はどうか。グーグル日本法人は業績を開示していないが、アドワーズを中心に成長が続いているとみられる。他方でヤフーは検索連動型が伸び悩んでいる(図表2)。これはパソコンでの検索利用者減少をスマートフォンで補えていないため。ヤフーは10年12月に検索エンジンの仕組みをグーグルのものに切り替えた。「検索といえばグーグル」という構図が日本でも定着し始めていることが、重荷となっている。
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検索連動型で苦戦するヤフーだが、月間閲覧数600億を超えるポータルサイトの圧倒的な集客力を武器に、ディスプレー広告の収入は順調に伸びている。牽引役となっているのが、「Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)」(13年1月開始)と、「Yahoo!プレミアムDSP」(14年1月開始)だ。共にユーザーの検索・閲覧履歴を含めたデータを活用し、最適化された広告を提携サイトにも配信している。
特にプレミアムDSPは広告主が露出度の高いページに配信先を厳選できるほか、専任チームの運用サポートをつけるなど一推しだ。
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