どんな仕事を行うのかを明確に特定して雇用契約を結ぶ、世界の雇用慣行。では、海外のビジネスパーソンは実際にどのような働き方をしているのだろうか。
上図を見ていただきたい。まず海外では、職業人生の入り口からまるで違う。学校卒業と同時に一斉入社という形は取らず、あくまで企業内の各セクションで欠員補充や増員の必要性があったとき、現場責任者の判断で補充採用が行われるだけだ。
その際、職務記述書という書類(「採用、報酬の仕組みを全公開」で詳述)に職務内容が記されており、そこで必要となるスキルも明確化されている。応募者はあらかじめそのスキルを学校や前の職場で身に付けている必要がある。応募条件で年齢や性別などはまったく関係ない。
つまり、学校を卒業して初めて就職する若者と経験豊富なミドルやシニアが、年齢に関係なく職務ごとに定められた同一の賃金や待遇をめぐって採用のいすを争うのだ。
その結果、上の年齢層に比べ若者の失業率が相対的に高いのは世界で一般的。また当然ながら、同じ職務に従事するかぎり、特定範囲で熟練度に応じた若干の昇給はあるが基本的に賃金は上がらない。それが世界の一般人の職業人生なのだ。
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