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チャイナタウンがない理由 中越戦争は終わっていない!?

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先日、久しぶりにベトナムへ出掛けてみた。

ホーチミンには昨年11月、イオンモール2号店が開店している。ベトナム経済は順調に推移している、と思い込んでいたのだが、現地で聞いてみると「景気はよくない。とりわけ内需が落ち込んでいる」という話ばかりだった。

いったい、どうしたことだろう。思い当たったのが、昨年5月の反中国暴動だ。中国企業だけでなく、台湾企業も襲われたため、中国系外資がそっぽを向いてしまったのだ。ベトナムは自前の産業がなく、外資頼みの成長だった憾みが露呈したのである。

ベトナム政府としては経済を立て直すために、どうしても対中関係を改善する必要があったのだろう。昨年11月、北京のAPEC(アジア太平洋経済協力)首脳会談で安倍晋三首相と習近平主席が握手を交わしたが、実は、同じ場でベトナムのサン国家主席も習主席と握手していた。

ベトナムと中国の間には南沙諸島問題がある。それを押し殺しての握手だから、両首脳の表情は安倍─習会談のそれに次いでこわばっていた。

ベトナム側の反中感情の象徴として、たとえば中国広西壮族自治区の北海がある。現在、売り出し中のリゾート地だが、この街は36年前に起きた中越戦争の後、ベトナムを追われ、ボートピープルとなった華人たちがたどり着いた港だった。今でもベトナム様式の建物が残っている。

トウ小平の戦争だった?

ハノイにチャイナタウンがないのは、その時、華人が一掃されたからだと言われている。「中国人は大嫌い」と言ってはばからないのが、ハノイのベトナム人だ。

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