地方ごとに特徴が顕著に表れる
1. 所得格差の拡大止まらず
各州の1人当たり個人所得を見ると、地方ごとの違いが鮮明になる。所得上位の常連は、北東部の州。米国で最も歴史の長いニューイングランド地方だ。高所得の白人エリート層が多く住む。一方、低所得州が多いのが南部。目立った産業もなく、ハリケーン・カトリーナや金融危機の打撃が尾を引いている。
ここ数年破竹の勢いで成長を続けているのがノースダコタ州だ。火付け役はシェールオイルの大増産。失業率は全米で最も低く、所得もうなぎ上り。鉱業分野での雇用率が全米トップという近隣のワイオミング州も資源で潤っている。

もはや二元論で語れない
2. 保守とリベラルが複雑に交ざり合う
米国政治は共和党と民主党の2大政党で成り立っている。おのおのが保守とリベラルの受け皿だ。ただ、近年はそうした「二元論」で語れなくなっている。その象徴に、共和党支持の保守州が同性愛者の結婚容認に転じている。今年10月に連邦最高裁判所が、複数の州での同性婚禁止が「違憲」だと判断したことが契機となった。
小さな政府と個人の自由を絶対視する「リバタリアン」の若者が増えている。一見保守的でも、同性婚や大麻合法化の支持など伝統的価値観と一線を画す。
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