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キャリア・教育 #スタンフォードの研究室から

大公開! スタンフォードの「研究室」とは オフィスの快適さは生産性に結び付くのか?

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  • 小島 武仁 経済学者、東京大学大学院経済学研究科教授
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経済学者@スタンフォードの日常

7月7-8日:東海岸で行われた、ゲーム理論の大きな研究集会で発表。全体講演だぜ、やったぜ! と思っていたら、何と「ワールドカップの試合があるから時間を変更します、朝8時からやってください」と言われる。しかも東海岸との時差は3時間だから僕としては朝5時からしゃべっている感覚だ……。

9-10日:シカゴでマーケットデザインの研究集会。最近、話題の超高速取引(High Frequency Trading)に関するセッションはかなり盛り上がっていた。

13日:日本人の先生のお宅でワールドカップ決勝戦を観戦。夜は自宅にて、移籍する同僚のお別れパーティ。ステーキを焼いたらメチャクチャ煙が出て火災報知機がなるかと思った。そういえばこの同僚を以前招いたときは、天ぷら鍋から火が出てあわや火事? なんてこともあった。それが原因で移籍するんじゃないよね?

ソウル在住の大学の同級生夫妻が韓国風かき氷屋さんに連れて行ってくれました(ありがとう!)。すごいサイズだ

16-29日:共同研究をしに出張@ソウル大。ちょうど舛添都知事のソウル訪問(韓国の大統領と会談して、ちょっと前に物議を醸していたみたいですね)に重なっていたらしく、大学に行ったらいきなり都知事の顔アップの横断幕があった(ソウル大で講演したらしい)。

29日-8月27日:日本帰国! 家族や友達とたくさん会えた。

28-30日:ベルリンで研究集会。ちょうど誕生日だったのでちょっとお祝いをしてくれる。研究者の業界は狭いからか、和気あいあいとしている。

9月6日:同僚に夕食に呼んでもらう。冬に日本に出張に行くらしく、どこを観光したらいいか聞かれる。今、おすすめの観光スポットってどこだろう? もしオススメがあったら教えてください。

16日:今年の客員研究員で招待した学者さんと夕食。フランスで働く中国人。中国の人はビザの取得がとにかく大変なのだが、何事もなく来られてとてもよかった(そういえば日本はこの点はそうとう楽! 大抵どこの出張でもビザなしで行ける。しかし、出張するかもしれないので調べたところ、意外にもブラジルはビザが必要だった)。

17-20日:研究集会@トロント。なんでもトロントは最近、成長目覚しくて、アメリカで言うとシカゴよりも人口が多くなったらしい! ビックリだ。

20日:友達の婚約パーティ。おめでとう! 研究室の先生が主催していたようで、すごく愛されてる感じだった。先生がスピーチで「彼はわれわれの家族だ」と断言したのはすてきだった。僕もあんないい関係を築きたいものです。

21日:ウチの大学院新入生さんを囲んで夕食会。日本人の学生さんが昨年に続いてわが校に来てくれた。興味の分野も近いのでこれから楽しみだ。

メリーランド大学にて。オフィスはボロいと文句を書いたが、アメリカの大学は見栄えのするキャンパスが多い。一説には、アメリカの大学は寄付によって支えられる部分が大きいため、卒業生や親御さんの気分が盛り上がるように正面はすごくきれいにしているのだとか

22-24日:ワシントン近郊のメリーランド大学で研究発表。セミナー後、ワシントンで食事。実は、初めてのワシントン田舎者丸出しで高層ビルに右往左往してしまった。近郊で研究をしている高校の後輩に再会。若い頃からの友達は、いつになっても飾らず話せていいものだ。

24日:このエッセイの初稿を、出張帰りの飛行機で書くが、吉川英治氏の『私本太平記』が面白くて、我慢するのが大変だ。最近、著作権期間が満了になったので、彼の作品が青空文庫で無料ダウンロードできるようになった(買ったばっかりのiPhone 6で読んでいたら、落として画面が割れてしまった……)。

著作権や特許などの知的所有権をどうデザインするかは経済学でも非常に重要な問題だが、わが校でこの研究をしている同僚によると、著作権と特許では扱いが全然違っているらしい。ざっくり言うと著作権と違って、特許はとにかく守りすぎであるということだった。もう少し勉強して理解が進んだらまたその話を書いてみたいが、とりあえず今日のところはこれまで。

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