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キャリア・教育 #角田陽一郎と加藤昌治の「あんちょこ通信」

「企画を量産できる人」はこんな風に発想している 「裏側を見せる」「世の中とどう接続させるか」

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  • 角田 陽一郎 バラエティプロデューサー/文化資源学研究者
  • 加藤 昌治 作家/広告会社勤務

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角田陽一郎氏(左)と加藤昌治氏(右)。角田氏の事務所にて撮影(本人提供)
「教科書を予習するのに、いちいち調べたり考えたりせずにすむように作られた、手軽な参考書」を指す”あんちょこ”という言葉。「安直」が語源だが、「仕事にこそ、あんちょこが必要なんです」と話すのは、当サイトで『角田陽一郎のMovingStudies~学び続けてキャリアを伸ばす~』を連載中のバラエティプロデューサー・角田陽一郎氏だ。
そんな角田氏が、『考具』シリーズで知られる加藤昌治氏がタッグを組んだのが『仕事人生あんちょこ辞典』。昨年9月に代官山蔦屋書店で開催された本書の発売記念イベントを皮切りに、現在も配信にて、お悩み相談に答えるトークイベントを開催中だ。
その配信から今回取り上げるのは、「コンスタントに企画を考えるのが辛い」という、若手ビジネスパーソンへの”あんちょこ”回答だ。

 テレビ番組は、3週先のことは考えていない

「7月から、メーカーのECサイト事業部のコンテンツ企画担当になってしまいました。週1回のペースで企画をあげているのですが、このような短期サイクルで企画を考えた経験もなく、すでにネタが尽きてしまいそうです。やる気がないわけではなく、せっかくなら面白いものを、という意識もあるのですが、コンスタントに企画をあげるということに対してとてもプレッシャーを感じています。どうしたら安定した品質のネタを量産できるでしょうか? すごく困っています。ご教示頂けますと幸いです。よろしくお願いします」

角田:整理すると、「コンテンツを毎週サステナブルにあげるにはどうすればいいのか」ということですね。「メーカーのECサイト事業部のコンテンツ企画」ということだけど、そりゃ毎週ネタなんてないですよねぇ……。

加藤:それこそテレビのレギュラー番組を毎週制作していた角田君に聞きたいんだけど、毎週のネタや企画は、ストックがあったの?

角田:TBSに入社1年目でまだADだった時、「びっくり人間」が毎回登場するような番組をやったんだよ。そういう番組、昔あったでしょ? 企画が立ち上がったときには、「こんな超人がいる」みたいなネタが8個書いてあって、「8個もあるから凄いな」と思ったんだけど、そこから番組の制作が始まるまでの3ヶ月、初めの8個から増えないんだ。

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【短時間で企画を考えるテレビ業界】

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