病気のサインになる「ウンチの色」注意すべき3色 毎日チェックすべき便、得られる情報は多い
自分のウンチ、毎日きちんとチェックしているだろうか。
「見ていない人が結構いると思うのですが、便には病気のサインが隠れていることも。自分の便の状態をきちんと知っておくことが大事です」と話すのは恵比寿クリニックの宗林祐史院長。
なかでも注意したいのが色だという。どんな病気が隠れているのかを詳しく聞いた。
湯葉色のウンチが危険な理由
──ウンチの色ってそんなに大切なんですか?
例えば、意識のない急患が運ばれてきたとき、血液検査で貧血が判明したら、僕らは肛門に指を突っ込んで、便の色を確かめます。そして、便の色が黒い場合は胃潰瘍からの出血を考えて輸血や胃カメラの準備をします。それぐらい便から得られる情報は多いんです。
──そうなんですね! ちなみにヤバいウンチの色とは?
気をつけたいのは3色。まずはレモンイエローのような白。湯葉みたいな色ですね。
──湯葉ですか……。
ウンチが茶色い理由は、肝臓で作られる胆汁という消化液がもとになっています。ところが肝臓が炎症を起こしたり、胆汁の通り道である胆管が詰まると、胆汁が腸の中へ排出されなくなるので、ウンチは白くなります。