病気のサインになる「ウンチの色」注意すべき3色 毎日チェックすべき便、得られる情報は多い

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
便には病気のサインが隠れていることも……名医が語る「危険な便の色」3色(写真:花咲かずなり/PIXTA)
この記事の画像を見る(6枚)

自分のウンチ、毎日きちんとチェックしているだろうか。

当記事は、『OCEANS』の提供記事です。元記事はこちら

「見ていない人が結構いると思うのですが、便には病気のサインが隠れていることも。自分の便の状態をきちんと知っておくことが大事です」と話すのは恵比寿クリニックの宗林祐史院長。

なかでも注意したいのが色だという。どんな病気が隠れているのかを詳しく聞いた。

湯葉色のウンチが危険な理由

──ウンチの色ってそんなに大切なんですか?

宗林祐史/内科、消化器科、循環器科、人間ドッグなどを行う恵比寿クリニックの院長であり、肝臓のスペシャリスト。丁寧な診療とわかりやすい説明に定評がある(写真:OCEANS編集部)

例えば、意識のない急患が運ばれてきたとき、血液検査で貧血が判明したら、僕らは肛門に指を突っ込んで、便の色を確かめます。そして、便の色が黒い場合は胃潰瘍からの出血を考えて輸血や胃カメラの準備をします。それぐらい便から得られる情報は多いんです。

──そうなんですね! ちなみにヤバいウンチの色とは?

気をつけたいのは3色。まずはレモンイエローのような白。湯葉みたいな色ですね。

(写真:OCEANS編集部)

──湯葉ですか……。

ウンチが茶色い理由は、肝臓で作られる胆汁という消化液がもとになっています。ところが肝臓が炎症を起こしたり、胆汁の通り道である胆管が詰まると、胆汁が腸の中へ排出されなくなるので、ウンチは白くなります。

次ページ胆管が詰まる主な2つの原因
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事