マツダ、自ら「魂」と呼ぶロードスターを投入 10年ぶりフルモデルチェンジにかかる期待

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2人乗りの小型オープンスポーツカー、新「ロードスター」。”かわいらしい”から”鋭い”イメージへ

マツダは9月4日、4代目となる2人乗り小型オープンスポーツカーの新型「ロードスター(海外名:MX-5)」を初めて公開した。2015年に日本をはじめ、全世界で発売する予定で、フルモデルチェンジは05年以来、10年ぶりとなる。価格は未公表だ。

1989年に初登場したロードスターは、小型軽量・リーズナブルなスポーツカーとして人気を博し、今年7月末までに全世界で、累計93万台以上を販売。この手の車種としては異例の販売実績を誇っている。

新型ロードスターでは、外観デザインを大幅に刷新したのが印象的だ。従来は丸みを帯びたどちらかといえば「かわいらしい」デザインで、誰でも身近に楽しめる小型スポーツカーとして、親しみやすさを感じさせるものだ。これに対し、今回はマツダがブランドの統一デザインとして掲げる「魂動」デザインを採用、より鋭いイメージになった。過去3代までの外観とは一線を画すものといえる。カラーは、マツダのイメージカラーの「ソウルレッド」に加え、新開発のホワイトを公開した。

 より鋭く、よりコンパクトへ

会場ではレーザーやスモークなど大胆な演出が

また、小型スポーツカーの原点回帰をコンセプトに、軽量・コンパクトさを改めて追求した。新型モデルでは、全長は3915ミリメートルと、前モデルより105ミリメートル短縮し、歴代で最も短くした。重量も前モデル1110キログラムより100キログラム以上も軽量化、最軽量の初代に次ぐレベルの軽さになる模様だ。その一方で全幅は1730ミリメートルと、歴代で最も幅広となっており、軽量・コンパクトながらも安定感を持たせた。

エンジンは新開発の直噴ガソリンエンジンで、変速機は6速マニュアルを搭載。排気量や燃費はまだ非公表だが、従来モデルの1リッター当たり12キロメートルよりも、低燃費化が進められているもよう。

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