イスに座って目線を下に向ける時間が長いと、特に硬くなりやすいのは「お尻とお腹の筋肉」です。これらを柔らかくすることで、背すじがピンと伸びて、姿勢が若々しく美しくなるとともに、筋肉のコリや張り、そしてケガの予防につながります。
1日数回は行いたい「お尻&お腹ストレッチ」
■お尻(大殿筋)のストレッチ
①イスに浅く座り、足を腰幅に開く。つま先は正面。背すじを伸ばして両手を太ももの上にのせる
②背すじを伸ばしたまま、両手で太ももの裏を持ち、引き寄せながらゆっくり前傾する。お尻が気持ちよく伸びる位置で静止し、10秒キープ
③姿勢を戻したら、ひと呼吸おき、これを3回繰り返す
※お尻を突き出すようにしながら、股関節を軸に前に傾けるのがポイント。背中が丸まっているとお尻が伸びないだけでなく、腰に負担がかかるので注意
②背すじを伸ばしたまま、両手で太ももの裏を持ち、引き寄せながらゆっくり前傾する。お尻が気持ちよく伸びる位置で静止し、10秒キープ
③姿勢を戻したら、ひと呼吸おき、これを3回繰り返す
※お尻を突き出すようにしながら、股関節を軸に前に傾けるのがポイント。背中が丸まっているとお尻が伸びないだけでなく、腰に負担がかかるので注意
■お腹(腹直筋)のストレッチ
①イスに浅く座り、足を腰幅に開く。つま先は正面。両手を伸ばしてイスの背もたれの下側(あるいは座面のうしろ側)を持つ
②腕を伸ばしたまま上体を反らす。お腹と胸を前に突き出すようにし、目線はできるだけ上に向ける。お腹が気持ちよく伸びた位置で静止し、呼吸をしながら10秒キープ
③姿勢を戻したら、ひと呼吸おき、これを3回繰り返す
※胸を高く引き上げ、上半身でアーチを作るようなイメージ。首だけを無理に反らさない
ストレッチの効果を上げるには一度に長時間行うよりも、短時間でもこまめに行うことが大切です。いずれもイスに座ったままできるので、仕事や家事の合間など、1日に数回、繰り返しましょう。
イラスト:竹口睦郁
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