「Apple Watch 7」を使ってわかった進化ポイント コロナ禍でますます存在価値が増している

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Apple Watchは現在も、iPhoneとのペアリングを前提としたスマートウォッチだ。Apple Watchからいろいろな設定を行う手間を省いてくれるうえ、データ連携なども自動的に済ませることができるようになる。

Apple WatchをiPhoneと連携させる非常に大きなメリットは、iPhoneの顔認証「Face ID」の回避だ。

Face IDは顔でiPhoneのロックを解除できる仕組みを提供してきたが、マスクが前提の日常生活になり、マスクをずらすか外さなければ、顔認証が通らなくなり、とくに外出時には極めて不便になった。

Apple WatchをiPhoneとペアリングすると、ロック解除状態のApple Watchを装着しているだけで、Face IDを回避してiPhoneのロック解除が行えるようになる。これは非常に快適で、交通機関を使って移動する人には必須の機能といえる。

新色となるグリーンアルミニウムケースは、非常に深い緑となっており、光が強い環境でようやく緑に見える(筆者撮影)

またSuica・PASMOといった交通系ICカードを設定できるApple Payでは、定期券も読み込み、もしくは新規購入・継続購入できるため、改札を手首で通過したり、コンビニなどで買い物をする際にも手首だけで済ませることができる。チャージすら、Apple Watchの画面の中で行えるため、チャージ機に並ぶ必要もない。

iPhoneをカバンやポケットから取り出す必要もなく、決済を手首だけで済ませられるため、電車のつり革を触った手でiPhoneに触れてしまう心配もない点も、極めてストレスが軽減される。

マスク前提、接触や密をできるだけ避けたいアフターコロナの都市生活において、Apple Watchは確実に快適さと効率性をもたらしてくれる存在として評価できる。

改善された充電サイクル

筆者は夜寝る際にもApple Watchを装着しており、睡眠の質と寝ている間の脈拍、血中酸素濃度の計測が自動で行われている。血中酸素濃度は、新型コロナウイルスの蔓延で注目された重症化を察知する指標となっている。

あくまで医療用の計測ではないため「血中酸素ウェルネスアプリ」とされており、また安静にして15秒と計測に時間がかかるが、手元のパルスオキシメーターと比べても同等の数字を出してくれるため、個人的には信頼を寄せている計測機能だ。

朝起きると身支度をしながら1時間弱の充電を行う。これで1日分のバッテリーは十分確保できる。Apple Watch Series 7では、新たにUSB-C接続の急速充電器が付属するようになり、45分で0%から80%までバッテリーを回復することができる。

また寝しなには8分間で8時間分の睡眠計測のためのバッテリーを充電できるため、寝る前に少し充電し、起きてから出かけるまでの充電で、丸1日をカバーできる電力が確保できる。明らかに充電に取られる時間は減っている。

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