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ユニクロ、今期2度目の下方修正が映すもの 減損損失計上で純利益予想を100億円引き下げ

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国内のユニクロは「エアリズム」などの販売が好調だ(撮影:今井康一)

カジュアル衣料品店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは7月10日、2014年8月期の純利益見通しを下方修正した。同社が下方修正を発表するのは、4月に続いて今期2度目となる。

今回の下方修正の主因は、海外ブランドの減損処理だ。2012年に買収した米国の高級デニム「Jブランド」の業績不振を受け、約100億円の特別損失を計上する見通し。今期の純利益予想を従来の880億円(前期比2.6%減)から780億円(同13.7%減)へと引き下げた。

海外での減損が残した不安

Jブランドの買収金額は、アドバイザリー費用なども含めると、3億ドル(当時の為替レートで約250億円)。営業利益率25%(2011年12月期)の高収益企業という触れ込みで買収したJブランドだったが、買収からわずか2年で赤字に転落した。

国内での成長余地が狭まる中、ファーストリテイリングにとって海外ブランドの買収と早期育成は最重要課題だった。だが、重点分野で100億円の減損が発生したことは、同社の先行きに一抹の不安を残すことになりそうだ。

それでも、同社の岡崎健CFO(最高財務責任者)は「(Jブランドの赤字は)グループ全体から見れば、わずかなもの」と説明する。強気のワケは、本業の儲けを示す営業利益が第3四半期(2013年9月~2014年5月)時点で前年同期比9.9%の増益と、堅調を維持しているからだ。今回、下方修正したのも純利益だけで、営業利益と経常利益は従来予想を据え置いている。

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【何が堅調を牽引しているのか】

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