シッター事件…子どもの預け先がない! 追い詰められる前に。安心シッター確保7カ条
■子育て支援サービスの比較
【保育施設】
<認可保育所>
広さや設備、職員の数や資格など、国の設置基準をクリアし、都道府県知事に認可された施設。国や自治体から運営費が補助されている。保育料は所得に応じて決められる。市区町村が運営する公立と、私立がある
メリット:保育料が比較的安い。基準をクリアしていて安心。施設も充実している
デメリット:人気が高いため、人口が多く保育所が少ない都市部では「待機児童」が多い
広さや設備、職員の数や資格など、国の設置基準をクリアし、都道府県知事に認可された施設。国や自治体から運営費が補助されている。保育料は所得に応じて決められる。市区町村が運営する公立と、私立がある
メリット:保育料が比較的安い。基準をクリアしていて安心。施設も充実している
デメリット:人気が高いため、人口が多く保育所が少ない都市部では「待機児童」が多い
<認可外保育施設>
[自治体独自助成施設] 自治体が基準を決め、独自に補助金を出して運営されている施設。東京都では「認証保育所」の名称
メリット:サービスが充実しているところもある
デメリット:認可に比べて基準が低く、料金が高い
[自治体独自助成施設] 自治体が基準を決め、独自に補助金を出して運営されている施設。東京都では「認証保育所」の名称
メリット:サービスが充実しているところもある
デメリット:認可に比べて基準が低く、料金が高い
[事業所内保育施設] 事業所や病院内など、職場の中に設けられた保育施設。地域に開放して、一般の人が利用できる場合もある
メリット:その職場に勤めている人には便利。急な延長等にも対応してもらえることが多い
デメリット:子どもを連れて通勤するのが大変なことも
メリット:その職場に勤めている人には便利。急な延長等にも対応してもらえることが多い
デメリット:子どもを連れて通勤するのが大変なことも
[ベビーホテルなど]補助金を受けずに運営。中でも夜8時以降開所、宿泊できる、一時預かりが利用の半数以上のいずれかで常時運営していればベビーホテルと呼ぶ。個人経営、企業フランチャイズ、受験塾が経営しているものなどがあり、質も料金もさまざま
メリット:お金次第でさまざまなサービスが受けられる
デメリット:立ち入り検査が入るが、改善されない施設も
メリット:お金次第でさまざまなサービスが受けられる
デメリット:立ち入り検査が入るが、改善されない施設も
<幼稚園>
3歳児以上を対象に日中4時間程度の保育を行う。保育ニーズが高まり、午後7時ごろまでの「預かり保育」を実施するところも増えてきている
メリット:比較的、希望の園に預けられる
デメリット:働く母親が少ないので、条件が合わないことも
3歳児以上を対象に日中4時間程度の保育を行う。保育ニーズが高まり、午後7時ごろまでの「預かり保育」を実施するところも増えてきている
メリット:比較的、希望の園に預けられる
デメリット:働く母親が少ないので、条件が合わないことも
<認定こども園>
就学前の教育、保育を一体化しようと2006年に始まった制度。都道府県知事から認定を受ける
メリット:仕事の有無にかかわらず預けられる
デメリット:施設が少ない
就学前の教育、保育を一体化しようと2006年に始まった制度。都道府県知事から認定を受ける
メリット:仕事の有無にかかわらず預けられる
デメリット:施設が少ない
【個別型サービス】
<市区町村の保育ママ>
東京都では「家庭福祉員(保育ママ)」と呼ばれる制度。認定された保育者(主に保育士、幼稚園教諭、教員、看護師など有資格者)が自宅で保育する。対象は未就学児で、保育者1人で子ども3人まで。市区町村が助成
メリット:信頼できる人に出会えれば、便利で、料金が安い
デメリット:保育ママと相性があう、あわないがある。給食がない場合も
東京都では「家庭福祉員(保育ママ)」と呼ばれる制度。認定された保育者(主に保育士、幼稚園教諭、教員、看護師など有資格者)が自宅で保育する。対象は未就学児で、保育者1人で子ども3人まで。市区町村が助成
メリット:信頼できる人に出会えれば、便利で、料金が安い
デメリット:保育ママと相性があう、あわないがある。給食がない場合も
<ファミリー・サポート・センター>
自治体に設置されたセンターが、地域住民に募って、子どもを預かりたい会員と預けたい会員を登録し、マッチングする地域の相互援助活動。原則として保育者の自宅で保育する。利用料は1時間700~900円程度
メリット:利用料金が安い。預け先が同じ地域の住民
デメリット:預かりたい会員が少なく、必要なときに見つからない。事故が起きても自治体は関与しない
自治体に設置されたセンターが、地域住民に募って、子どもを預かりたい会員と預けたい会員を登録し、マッチングする地域の相互援助活動。原則として保育者の自宅で保育する。利用料は1時間700~900円程度
メリット:利用料金が安い。預け先が同じ地域の住民
デメリット:預かりたい会員が少なく、必要なときに見つからない。事故が起きても自治体は関与しない
<ベビーシッター>
[会社などを通して契約] 登録されたシッターが依頼者の自宅へ派遣される。シッターの質や料金はさまざまだが、全国保育サービス協会に加盟している会社の平均的な利用料は1時間2000円程度
メリット:首都圏はベビーシッター会社も多く、いつでも頼める
デメリット:料金が高い
[会社などを通して契約] 登録されたシッターが依頼者の自宅へ派遣される。シッターの質や料金はさまざまだが、全国保育サービス協会に加盟している会社の平均的な利用料は1時間2000円程度
メリット:首都圏はベビーシッター会社も多く、いつでも頼める
デメリット:料金が高い
[個人で契約] 保育者に直接依頼し、頻度や期間、料金などを交渉する。保育場所は主に子どもの居宅だが、「保育ママ」と呼ばれる子育て中の母親が自宅で保育することも。知人やその紹介のほか、インターネット上のマッチングサイトや新聞、掲示板の求人広告で探す。利用料はさまざまだがだいたい1時間1000円
メリット:料金が安く、自由度が高い
デメリット:保育の質が保証できないことも
メリット:料金が安く、自由度が高い
デメリット:保育の質が保証できないことも
<行政の短期支援施設>
仕事の都合などで養育できない場合、母子生活支援施設、児童養護施設などに一時預けるトワイライトステイ(夜間一時保育)とショートステイ(宿泊型一時保育)がある。利用料はトワイライトステイは1回1500~2000円程度、ショートステイは5500~7000円程度。住民税非課税家庭は半額、生活保護世帯は免除される
メリット:料金が安い。学校や保育所からの送り迎えもしてもらえるので安全
デメリット:定員がある。自宅から遠いと、利用しにくい
仕事の都合などで養育できない場合、母子生活支援施設、児童養護施設などに一時預けるトワイライトステイ(夜間一時保育)とショートステイ(宿泊型一時保育)がある。利用料はトワイライトステイは1回1500~2000円程度、ショートステイは5500~7000円程度。住民税非課税家庭は半額、生活保護世帯は免除される
メリット:料金が安い。学校や保育所からの送り迎えもしてもらえるので安全
デメリット:定員がある。自宅から遠いと、利用しにくい
※「保育園を考える親の会」の資料と編集部の取材をもとに作成
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