週刊東洋経済 最新号を読む(5/16号)
東洋経済オンラインとは
ライフ

「フェイスブック」から抜け出す具体的方法 デジタル・ミニマリストになるには

11分で読める

INDEX

テクノロジーにコントロールされることなく、自分自身で最適な活用方法を選んでいますか?(写真:metamorworks/iStock)
「やらなきゃいけないこともやりたいこともたくさんあるのに、SNSがとまらない……」。そんな中毒から今度こそ抜け出し、本当に大切なことに集中する「デジタル・ミニマリスト」になるには。NYタイムズ・ベストセラー『デジタル・ミニマリスト』の著者であり、テック界の「こんまり」として全米メディアで話題のコンピューター科学者が指南する。

もしもフェイスブックが課金制だったら?

あなたはフェイスブックを利用しているだろうか。そのサービスにどんな価値を見いだしているのか、主立ったものを箇条書きで挙げてみてほしい。どうしてもフェイスブックを退会しなくてはならなくなったとして、手放すのが惜しいと思うのはどの機能だろうか。

そのリストができたら次に、フェイスブックが1分ごとの課金制になったと想像してみよう。ごく普通の1週間に、リストに挙げたフェイスブックに欠かせないと思う機能のそれぞれについて、実際にどの程度の時間を費やしたいだろうか。

大半の人の答えは意外なほど少ない。平均すると20分から30分といったところだ。

ところが、フェイスブックの平均的なユーザーは、フェイスブック関連サービスに週350分を費やしている。つまり、計算を働かせながら利用すれば、フェイスブック関連のサービスに費やす時間はユーザー平均の11分の1から17分の1で済むということになる。

誰もが同じようにフェイスブックの利用について功利主義的に考えるようになれば、広告会社に販売できる“凝視時間(アイボール・ミニッツ)”は1ケタ減り、フェイスブックの最終利益は大打撃をこうむる。投資家はそっぽを向き(ここ何年か、フェイスブックの四半期売り上げが数%減少しただけでもウォール街の不安を煽っている)、フェイスブックは現在のような業態ではとても生き残っていけなくなるだろう。

だからこそ、ソーシャルメディアの大企業は、サービス内をあてどなく動き回るような利用へとユーザーを向かわせるために、莫大な資金を投じているわけだ。

逆に言えば、フェイスブックなどの企業がもっとも恐れている“利用法”は、多種多様な無料サービスを入念に吟味し、最大のメリットを受け取れるような方法ということになる。そしてこれこそ、私の提案する「デジタル・ミニマリズム」の神髄である。

次ページが続きます:
【「情報の見逃し」を恐れない】

2/5 PAGES
3/5 PAGES
4/5 PAGES
5/5 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ライフ

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象