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新幹線や車に主役を譲った…「残念な幹線」10選 現在は観光列車がのんびりと走る路線も

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  • 野田 隆 日本旅行作家協会理事

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上越線は優等列車がなくなった現在では蒸気機関車の運転が盛んなことで知られる。物流の大動脈としても健在だ(筆者撮影)

JR時刻表やJTB時刻表の全国の路線図を見ると、JRの路線は、黒い線の「幹線」と青い色の「地方交通線」に区分されている。これは、1980年に制定された「国鉄再建法」(通称)で決められたもので、これにより地方交通線は割増運賃が導入されることになった。

この区分けに関しては、1970年代後半の実績に基づいて規定された。しかし、国鉄がJRになっても、この区分けは、そのまま引き継がれ、事情が大きく変化したにもかかわらず是正されることなく現在に至っている。

よって、今となっては「幹線」の名に値しない線区がいくつも存在する状況なのだ。前回(2019年6月18日配信「過去のにぎわいが懐かしい『残念な幹線』10選」)に続いて、どう見ても地方交通線並の過疎路線というべき「残念な幹線」をリストアップしてみた。

応援したい「絶景路線」

1)根室本線の釧路―根室間(北海道)

滝川と根室を結ぶ根室本線のうち、札幌発の特急列車の終点釧路より根室まで続く区間は「花咲線」の愛称が付いている。ローカル列車のみの運転となり、釧路以西からの直通列車もなく、あたかも別の路線のような状況である。愛称の花咲線を正式名に昇格させてもいいかもしれない。

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列車本数は少なく、下りは釧路―根室直通列車が、快速2本、普通4本(ほかに釧路―厚岸の区間運転2本)、上りは、快速1本、普通5本(ほかに厚岸―釧路の区間運転2本)という幹線らしからぬ現況だ。

しかし、日本最東端を走る絶景路線で、別寒辺牛(べかんべうし)湿原や荒涼たる原野、霧の中を走る列車など一度乗ったらいつまでも記憶に残る名路線だと思う。ばっさり切り捨てられることのないよう応援したい。

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【かつて優等列車が走っていた】

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