Hybridな知見が社会に必要とされている 「会計」・「税務」・「ファイナンス」を複合的に学べる環境と、効率的な学習を可能とするコーチングがキャリア価値(稼ぐ力)を最大化する。

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公認会計士、税理士などの資格も、単に取得しただけでは、一段と複雑化し、変化するビジネス環境に対応できません。時代に要請されているのは、それぞれの専門性とそのほかの知見が複合化した高度な能力をもって実務にあたれる人材――たとえば、税に精通した会計士、会計に精通した税理士、税と会計に精通した財務の専門家です。そこでわれわれは、基本的に2年間でこの複合的な高度専門性の基礎をしっかり固められるカリキュラムをつくり、提供しています。

一方、税務も会計もグローバル化が進む中で、国内標準/基準のみならず、今後ますます関係が深まるアジア諸国の標準/基準にも適応できる重層化した知識、能力を獲得しなければなりません。当大学院の修了生が会計や税務のプロとして、たとえば現地で重用されるためには、各国のアカウンティングスクールと比較しても遜色のないレベルで教育を実践していることが大きな意味を持ちます。このレベル感をつねに維持するために、日本、中国、韓国、台湾の会計教育で重要な役割を担う専門家をメンバーとした、アドバイザリーボードを設置しています。会計ファイナンス研究科の教育が、一流のアジア標準と比較してどうかの点から厳しくチェックしていただき、忌憚のない意見、提言に基づき、つねにカリキュラム内容を見直し、教育の質の向上を図っています。

――具体的なカリキュラムの特徴は。

武見 社会人学生にとって最も貴重な時間を効率的に利用できるように、土・日曜日中心(市川キャンパス)、平日夜間(丸の内・虎ノ門サテライト教室)、サマースクール導入という無駄のない学習環境を整備していることが最大の特徴です。また、最短3年で2つの学位を取得できるマルチディグリー制度を設け、Hybridizationに対応(この制度を使って、税法、会計分野の論文を作成し学位を得ることで、税理士試験の税法系3科目のうち2科目の試験免除申請に加えて会計系2科目のうち1科目の試験免除申請が可能)。

会計士志望者向けに短期集中/試験対策型の短答式非免除科目(企業法)講座を提供するほか、FASS(経理・財務スキル検定高スコア確保/向上)などにも対応する多彩なカリキュラムを提供しています。さらにアドバイザリーボードメンバーが教鞭を執るアジアの大学などへの留学の途も、英語能力次第では開かれています。

キャリアアップにしろ、キャリアチェンジにしろ、先々を見通して自分自身の価値を高めていくことがとても大事です。当大学院は新しい時代を拓く方々が、国内外のライバルと繰り広げる熾烈な競争に勝つ力を磨けるよう万全の体制でバックアップしていきます。

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