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バブル、バブル、バブル 50万のヘッドフォン、20万のイヤホンも登場

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  • 小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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先日、ヘッドフォンのイベントに出かけた。ここ数年、ヘッドフォンマーケットは大きな盛り上がりを見せており、このイベントも年々規模を拡大し、客層も広がり、メーカーサイドも大手オーディオメーカー、超高級メーカー、そしてガレージメーカーと入り乱れて、大変な騒ぎになっている。

完全なバブルだ。

100万円を超えるヘッドフォンアンプも

バブルは、この数年徐々に盛り上がり、一昨年あたりからピークに達し、そろそろピークアウトかという兆しがある一方で、広がりを見せている面もある。

例えば、一昨年、昨年と、50万円を超えるヘッドフォンアンプが次々と発表された。100万円を超えるものも出た。ついには、「一流」のオーディオメーカーまで、超高額ヘッドフォン市場に参入してきたのだ。

ヘッドフォン自体も、スピーカーで有名なB&Wもヘッドフォンを出し、国内では、誠実なメーカーとして知られてきたスピーカーのユニットなどで有名なFOSTEXはかなり力を注いでいる。

私も愛用しているヘッドフォンマニアの間では老舗として知られるGradoの高級化路線は、数年前で止まってしまい、新製品はなかなかでない。国内では著名なオーディオテクニカも、2001年ごろ、30万円近いヘッドフォンやヘッドフォンアンプを出したが、記念モデル限定品を出してはいるものの、超高額品マーケットには最近は製品を出してきていない。

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【ヘッドフォン、イヤホンバブルと金融バブルは同じ】

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