「貸会議室」TKPの河野貴輝氏が日本代表に モナコで開かれる世界大会の出場権獲得

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そして、EOY日本代表には、ティーケーピー社長の河野貴輝氏が選出されることになった。河野氏が抱負を語る。

「大分から18歳で出てきて、ずっと起業家になりたかった。その資金のために株で1000万円つくろうと思って、大損したこともあります。今年3月に上場してから本当に忙しい日々でした。それをがんばることができたのは、原点に海外に出たいという思いがあったから。リーマンショックのときに本当に米国は元気がないのかと、実際にニューヨークに行ってみると、活気があった。まだまだやれる。そう思ってがんばってきました。今、賞をもらってすごくうれしく思います」

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昨年、同大会で日本代表に選ばれたエアウィーヴ高岡氏もエールを送った。

「6月にモナコに行き、素晴らしい経験をしました。グローバルでは2万社の応募があると言います。日の丸の重さも感じ、勝ちたいという気持ちが強くなりました。最終的にはカナダの起業家が受賞しましたが、モナコでの経験が今のビジネスに役に立っています。河野氏には日本の皆さんの努力を背負って、がんばってほしいと思います」

最後に審査委員長の出井伸之氏が大会を次のように総括した。

「この賞はアントレプレナー・スピリットを大事にした賞です。アントレプレナー自身がどのように社会に貢献しているのか。何を変え、どんな未来を目指しているのか。そうしたビジネスをするうえでの考え方や意気込みが非常に重要になってきます。今はあらゆるものが変革されていく、世の中の変わり目の時期です。今後2~3年で新しいイノベーションが起こっていくはずです。新しいスピリットを持ったアントレプレナーも出てくるでしょう。皆さんもこれからのアントレプレナーの活躍にぜひ期待しましょう」

2018年の6月に開かれるモナコのEOY世界大会では、アントレプレナーがもたらす、社会への影響が重視される。世界を率いるアントレプレナーたちには、世の中を「The Better World」にするためのアイデアを生み出すことが求められる。今後、日本のアントレプレナーはこうした世界の要請にどのように応えていくのか。河野氏のモナコでの奮闘にぜひ期待したい。

>>>世界で戦うアントレプレナーに求められるもの

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