「貸会議室」TKPの河野貴輝氏が日本代表に モナコで開かれる世界大会の出場権獲得
続くアクセラレーティング部門大賞では、空間シェアリングビジネスを展開するティーケーピー社長の河野貴輝氏、デザイン性の高いプラスティック製パッケージを開発する本多プラス社長の本多孝充氏が選出された。河野氏は「当初はひと月の売り上げが50万円、赤字も1億円のときがありました。それが今ではひと月で30億円の売り上げを達成できるようになりました。今年3月に上場しましたが、今後は海外展開を加速させたいと考えています」とうれしさを語った。
また、本多氏も「いつも下請けからの脱却を模索していました。そこからクリエイティブ・パッキング・デザイナーへの道を目指し、現在は250人の従業員で8%の利益率を出せるところまできました。これからも努力を重ねて、新製品開発に邁進していきたいです」と意欲を示した。
JINS・田中仁社長×日本交通・川鍋一朗会長×TKO
今回の授賞式では、各界から多くのキーパーソンたちが訪れ、ネットワーキングランチなども行われた。日頃、なかなか会えない経営者やアントレプレナーたちが一堂に集うことで、貴重な情報交換やビジネス案件のマッチングなど、この大会ならではの賑やかな光景も見られた。また、多くのプログラムも並行して行われ、EY Winning Womenプログラムでは、優れたイノベーション力を発揮したビジネスを展開する女性経営者たちの紹介や、企業成長やデジタル戦略を話し合うセッション、また華道家元である池坊流による生け花体験も行われた。
キーノートスピーチでは、園田学園女子大学人間健康学部教授の荒木香織氏が”チェンジエージェントに必要なマインドセット”をテーマに講演。「リーダーとはチェンジイノベーションを起こす人、つまり、チェンジエージェントです。そして、目標にどう向かっていくのか。その考え方を身に付けることがマインドセットであり、そのためには、新しい経験をすること、習得への情熱、自分で限界を決めないことが必要」だと話した。