柔軟な対応ができる論理的思考能力を養う 自立的で人間力豊かなビジネスリーダーを育成
論文執筆が論理的思考力を磨く
前述の「講義」や「ワークショップ」では、「ケースメソッド」「グループワーク」「ディスカッション」などによって、学生が積極的に講義に参加する方法が採られる。
これは、「自立的で人間力豊かなリーダーの育成」という言葉通り、意思決定の方法を繰り返し学び、実践することで、限られた時間で情報を整理分析し、正しい判断を下す方法を体系的に学ぶことが狙いである。
さらに、ビジネススクールでは学位取得に修士論文が要求されない場合もあるが、法政ビジネススクールでは修士論文が必須。なぜならば、そのプロセスは、意思決定能力を養うという点においても非常に効果的だからである。
修士論文を書き上げることは、業務に密接したテーマを、理論面から深く洞察、俯瞰するよい機会となる。この過程で、これまでの経験や学んだ知識が、「自分の血となり肉となる」のだ。
実際に、「修士論文の執筆に取り組んだことで、『論理的な思考』が鍛えられ、お客様に対してよりよいプレゼンテーションができるようになった」という修了生の声も聞かれた。このように、一見、実務とはかけ離れたように思える修士論文の作成だが、実際のビジネスにも大きく寄与するのである。