第一線で活躍する教授陣の思考力を盗め 思考フレームを揺るがせ成長の手応えを1年で感じる
思考フレームを揺るがすゼミ
K.I.T.虎ノ門大学院は、1年次よりゼミが必修科目となっている。週に一度行われるゼミを担当するのは、ビジネスの各分野で活躍する専任教授6名だ。
同大学院がゼミを設けている理由を、三谷教授は「講義では基本的なことを繰り返し学びますが、それだけでは血肉になりません。学んだことを実践し、試行錯誤を繰り返すことで、初めて身につくのです。ゼミはそれを実践する場として位置づけています」と語る。
ゼミは講義より更に少人数制で、約5名前後。院生は、ビジネスの第一線で活躍する教授の指摘やアドバイスを直接受けられる貴重な時間だ。また、他のゼミ生からの意見は、消費者目線や異業種の視点を得られる。結果、それが新規ビジネスや新商品開発のヒントになっていく。思考フレームを大きく揺さぶり、これまで視野に入っていなかったところまで目を向けられるようになる。
ゼミで研究するテーマについても、各自、自由に選ぶことができる。多くの院生は、自身のビジネスに結びつく研究しているという。では実際にどのようなテーマで研究を行い「ビジネスに結びつけ」ているのだろうか。