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苦戦続きのドコモ、「両刃の剣」の新戦略
他社回線ユーザーにもサービスを開放

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「dtab」を掲げる加藤薰社長。社内には「清水の舞台から飛び降りる決断だった」との声も (撮影:今 祥雄)

苦戦続きのNTTドコモが「両刃の剣」ともいえる新戦略に打って出る。今春以降、独自ポータル「dマーケット」をKDDIやソフトバンクなど、他社ユーザーにも順次開放していくのだ。

dマーケットは、動画見放題の「dビデオ」(会員数400万)、アニメ見放題の「dアニメストア」(同30万)などのデジタルコンテンツに加え、ヘルスケア関連や日用品の通販など幅広い品ぞろえを誇る。スマホ時代におけるドコモのコンテンツ事業の中核的サービスだ。

携帯電話会社の垣根を越えてコンテンツを楽しめる事例はこれまでもあった。ただ、ソフトバンクの動画配信「UULA」のように、アイフォーンではauユーザーも使える、といった限定的なものだった。というのも携帯会社のベースはあくまで回線契約。回線だけを売る「土管化」を避ける付加価値としてコンテンツが位置づけられていたためだ。

しかし、スマホ、タブレット、パソコンなどで同じコンテンツを楽しむ「マルチデバイス化」が加速。グーグル、アマゾン、楽天などのコンテンツは、どの端末からも利用できる。回線に縛り付けることが、携帯会社のコンテンツ事業の成長を制約するようになってきた。

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【顧客流出加速のリスク】

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