日経平均3日続伸、高値圏では戻り売り

一時は348円高、任天堂の人気は衰えず 

 7月13日、東京株式市場で日経平均は3日続伸した。前日の米国株高やドル高/円安進行を受け、朝方から買い優勢の展開。写真は株価ボード。都内で昨年3月撮影(2016年 ロイター/Issei Kato)

[東京 13日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は3日続伸した。前日の米国株高やドル高/円安進行を受け、朝方から買い優勢の展開。上昇幅は一時348円となり、取引時間中としては6月10日以来、1カ月ぶりの高値水準を回復した。ただ高値圏では戻り待ちの売りに押され、指数は伸び悩んだ。

大型株で構成するTOPIXコア30<.TOPXC>は前日比1.57%高。上昇率は日経平均の0.84%を上回った。村田製作所<6981.T>、三菱UFJ<8306.T>が5%超、トヨタ<7203.T>が3%超の上げとなっており、主力株の堅調ぶりが目立っている。業種別指数では銀行業<.IBNKS.T>の上昇率がトップ。半面、内需・ディフェンシブ関連はさえない。

寄り付き前にドル/円<JPY=EBS>は104円台後半で推移。為替が円安方向に振れていたほか、米ダウ<.DJI>は過去最高値を更新した。市場予想を上回る第2・四半期決算を発表した米アルコア<AA.N>の株高も含め、良好な外部環境が日本株の支援材料となった。

前日までの2営業日で1000円近く上昇した日経平均は序盤は強含みで推移。だが、前場中盤以降に戻り待ちの売りに押され、節目の1万6500円台の回復には至らなかった。午前の会見で菅官房長官が、日銀が国債を買い切って財政資金を提供する「ヘリコプターマネー」政策を政府が検討している事実はないと述べたと伝わると、上げ幅をさらに縮小。ドル/円も104円台前半へ弱含んだ。

丸三証券・投資情報部長の牛尾貴氏は「海外勢の買い戻しで英国のEU(欧州連合)離脱ショック前の水準を回復したが、日経平均の予想PER(株価収益率)14倍の水準は1万6800円程度。一段と円安にならない限り、さらに上のレベルは難しい」と話す。

東証1部売買代金は2兆8916億円。前日比で約4%増加した。うち、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」が海外で人気の任天堂<7974.T>の売買が約8%を占めている。

同社は直近の急騰を受けた利益確定売りが広がり5日ぶりの反落。だが、サノヤスHD<7022.T>など関連銘柄の一角には買いが続いた。また、日経平均構成銘柄の採用が決まったヤマハ発動機<7272.T>は大幅高。日経平均連動ファンドや裁定取引に伴う需要発生を期待した買いが入った。

東証1部騰落数は、値上がり1277銘柄に対し、値下がりが597銘柄、変わらずが93銘柄だった。

日経平均<.N225>

終値      16231.43 +135.78

寄り付き    16343.00

安値/高値   16196.44─16444.25

 

TOPIX<.TOPX>

終値       1300.26 +14.53

寄り付き     1305.84

安値/高値    1297.28─1314.91

 

東証出来高(万株)273943

東証売買代金(億円) 28916.34

 

 

(長田善行)

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