自分勝手な「なりきりCA」では合格できない 「CA」就職講座 今やっておくべきこと<3>

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キャビンアテンダントは「マナーの達人」といわれる。写真は2014年4月24日ANAのCA新制服発表会(撮影:尾形文繋)

航空会社の中で、キャビンアテンダント(CA)の契約社員制度を廃止し、正社員として雇用する動きが出てきました。女性の活躍を推進する昨今の社会情勢を踏まえて、CAの社会的責任が今後一層高まりそうです。

そういった環境変化の中、CA志望者には一段高いモラルも求められます。そこで今回は、マナーについてのお話をします。

そもそも、CAに対しては「マナーの達人」という認識をお持ちではないでしょうか。そのため、CAの試験を突破するにはしっかりとしたマナーを習得する必要があると、考える人は少なくないはずです。

しかし、どうも一部のCA志望者を見ていると、CA採用試験に必要なマナーに誤解をされているようです。では、採用試験におけるマナーとは、どんなものなのでしょう。そして、採用試験時のマナーはどのように習得していけば良いのでしょうか。3回目の今回は、CA採用試験における面接マナーについて、誤解を解いて正しいマナーのあり方をお伝えします。

面接で「なりきりCA」が続出!

就職四季報プラスワンの過去記事はこちら

筆者は仕事柄、採用担当者や採用経験者の方々ともお会いする機会があります。その方々から「お辞儀など立ち居振る舞いは完璧に見えるのだが、機転が利かない人が多いよね」と、面接マナーに関するコメントをたびたび頂戴します。それがどういうことなのか、実際に筆者のところに相談にこられた浦田カナエさん(仮名)の相談内容を例に考えてみましょう。

「私、最終試験まで進みました!面接は、絶対完璧でした。なぜダメだったのかを分析して次に活かしたいので協力してください!」そうおっしゃるカナエさんは、とても真剣でした。筆者は原因を探るべく、面接会場到着からの一連の彼女の言動について確認できる模擬面接を実施しました。

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