超一流の人は雑談の「姿勢」からして違う

自分の土俵にあげてしまう驚きのテクニック

雑談上手な人は何が違うのか(Ushio/PIXTA)
取引先との会話が苦痛、信頼関係を勝ち得るどころか、足を運ぶたびに煙たがられる──。そんなお悩み解消に38の雑談テクニックを伝授する。一方、別に雑談に困ってなどいないという人には、灯台下暗し的な発見と出合える、いい機会を提供してくれるかもしれない。実のある雑談とは何なのか。「超一流の雑談力」を執筆した安田正氏に話を聞いた。

仕事は結局、人間関係

──正直、雑談に技術なんているの? と侮ってましたが、読み終わる頃には付箋だらけになってました。

もともと某大手企業の社長から、雑談ができなくて全然契約取れない連中がいるんだけど、何とかならない?と相談されたのが本を書くきっかけでした。営業先で雑談できないと人間関係ができない。人間関係ができないから売れない。そこで研修を引き受けたのですが、正確な商品説明をした人より、自分を受け止めてもらうことに成功した人の営業成績が3倍くらいに上がったんです。

飛び込み営業しても、「シッシ」と追い払われるのが常。第一印象がよくないと雑談にさえ入れない。人は初対面の相手を最初の2秒で値踏みする、という研究結果があります。つまり雑談できるかどうか最初の2秒で決まっちゃう。意識して口角を上げ、ドレミファソラシドのファかソくらいの声の高さが親しみやすく心地いい。これができてない人が案外多いんです。入り際でいい印象を与え、雑談で共感を得られると、人間関係がすごく変わる。仕事なんて突き詰めれば人間関係ですよね。

──雑談にも目的とプランが必要なのですか?

本題へ持っていくために、雑談でいかに効率よく、面白く周辺情報を共有するか。いい人間関係を作れば、本題の話を深めることもできる。

雑談には二つあって、一つは目的も意味もない話。でも僕が言う雑談は目的を持った雑談です。人との距離を縮める、信頼関係を築く、自分の話に興味を持ってもらう、そんな目的をかなえるための雑談です。

相手が置かれた状況を知るとか、今日はこれを伝えたいとか、目的に向かって話をうまく拾いつなげていく。僕らビジネスパーソンにとって雑談力は死活問題。何でもいいから話をしてみようという雑談術とは本質的に違うし、よりシリアスです。

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