新幹線"開業前倒し"は日本に何をもたらすか

北海道は5年、北陸は3年の延伸前倒しが内定

北海道新幹線に導入されるH5系車両。当初の計画から5年ほど早く札幌にお目見えしそうだ

政府・与党は1月8日、建設中の整備新幹線の開業時期を、北海道新幹線・新函館北斗―札幌間については5年、北陸新幹線・金沢―敦賀間については3年、当初予定からそれぞれ前倒しすることを決めた。

工期短縮に必要な財源が確保できる見通しが立ったためで、北海道新幹線の札幌開業は2030年度、北陸新幹線の敦賀開業が2022年度に実現する。九州新幹線・武雄温泉―長崎間は年限を示さず、可能なかぎり前倒しするとしている。14日に開かれる政府・与党の整備新幹線検討委員会で正式決定する。

福井はさらに2年前倒し!?

前倒し決定を受けて、日本の各地で次を見据えた動きが始まっている。

北陸新幹線に関しては、今度は「金沢―福井間をさらに2年前倒しする」という案が政府・与党内で飛び出した。つまり、2020年に福井まで延伸開業するという計画だ。

かつて、福井県内には「北陸新幹線が金沢止まりになってしまうのではないか」という焦りがあった。このため、2004年に金沢延伸が決まった際には、北陸エリアでは「金沢止まり」ではなく、「金沢から福井方面に10キロメートル離れた白山総合車両基地まで開業する」という形でPRが行われた。

車両基地までの回送線は、敦賀延伸時には営業線として使われる。つまり、「線路はちゃんと福井方面に向かって伸びている」というメッセージというわけだ。

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