浦安市長、「政策重視」のルーツとは?

全国一若い自治体の挑戦(前編)

「政治」「政策」と聞くと、「難しそう」「私には関係ない」「偉い人がなんとかしれくれる」と敬遠してしまいがち。しかし、政治と私たちの生活は密接につながっているもの。他人任せにしてもいいんだ、と思っていてはダメだ。そこで、当連載では、「地味だけど、いい政策」に焦点を当て、その政策を推進している政治家に話を聞いていく。
6人目は、千葉県浦安市の松崎秀樹市長。1998年11月に初当選。2014年10月の選挙で当選し、現在5期目だ。浦安市はディズニーリゾートが立地しており税収面で豊かなほか、若年の市民が多く、「日本一若い自治体」である。現在、力を入れている政策のひとつが子育て支援の徹底。30億円の基金をもとに、次々と新しい政策を実行している。気になるその中身について詳細を聞いた。

 

坂之上:メディアはどうしても政局のことばかり報道しがちです。政治家が悪いことをした場合に、これでもか、これでもか、と叩く。でも本当は政治ってそういうものではない。すごく、大事なものですよね。

松崎:絶対そう思いますよ。

坂之上:ですよね。政治家のやっていることには手を合わせたくなるようなことがいっぱいあるのに、そういうことがあまりメディアに流れないのは、どうかと思うんです。子どもたちが憧れる職業じゃないと、いい政治家が増えませんから。

松崎:いや、ほんとうにそう思います。

坂之上:ですから、いい政治家の方が地味だけどいろんないい政策をされている、ということについて、きちんと紹介していきたいのです。

松崎:なるほど、なるほど。いいですね。大賛成です。よろしくお願いします。

「お年寄りにもわかりやすく」を心掛けている

坂之上:私は11歳の女の子の母親で、NPOもやり、ビジネスもやり、という生活をしています。そうした女性が初めて聞いても分かるような形でご説明をお願いします。

松崎:わかりやすい語り口でね。

坂之上:ちょっと難しい話になったら、「どういう意味ですか」と突っ込みます。

松崎:私も日ごろから、小学校5、6年生やおじいちゃん、おばあちゃんに届くように、と心掛けています。できるだけ易しい言葉でご説明します。

坂之上:よろしくお願いします。まず、松崎市長が、なぜ政治家を志したか。そこから伺いたいと思います。

松崎:そうですね、今5期目なので就任して16年になります。16年前にさかのぼると、私は千葉県議をやっていたわけです。その前には11~12年ほど国会議員の秘書をやっていた。

この秘書時代に、ものすごくいい代議士についたんです。私たち秘書は、尊敬の思いを込めて日頃は「おやじさん」と呼んでいました。

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