"低温発酵熱"こそが、社会を変えていく

コウノトリのまちが地味に進めたこと(下)

 「政治」というと、「難しそう」「私には関係ない」「偉い人がなんとかしれくれる」と敬遠してしまいがち。しかし、今まで目を向けてこなかっただけで、当 たり前だけれど、政治と私たちの生活はつながっている。経営ストラテジストで作家、そして1児の母でもある坂之上洋子さんが、「あまり知られていないけれ ど、実はいい政策」をフィーチャーし、ビジネス目線、ママ目線、NPO目線で、素朴な疑問を明らかにしていく。
第4回目は、兵庫県豊岡市の中貝宗治市長。今回は、その後編。
豊岡市はコウノトリで有名

※前編はこちら豊岡市は「命への共感に満ちたまち」を目指す

 

坂之上:豊岡は、コウノトリで有名ですよね? コウノトリは、なんだか人に似たような子育てをするって聞きました。

中貝:子育てはコウノトリの方が進んでいます。男女共同参画でね(笑)。平等に子育てするんです。交代で餌を取りに行き、交代でヒナを守る。巣を作る時も交代で。

坂之上:オスがそんなに子育てにコミットするんですか?

オスが働かないと、帰ってくるなとメスが威嚇

中貝:はい。オスの働きが悪いと、メスが威嚇する。帰ってこなくていいぞって。

坂之上:旦那の働きが悪いと、帰ってこなくていいっていわれちゃうんですか(笑)。

中貝:そう。するとそのあいだに別のオスが入り込もうとするわけですね。そしたら、亭主が心を入れ替えて、妻と一緒に一生懸命巣作りしだすんですよ。そうやって子育てに力を入れると奥さんが機嫌よくなって、また円満な家庭に戻る。

坂之上:いいですね~(笑)。

中貝:彼らは日差しが強くなると羽を広げて、子どものために日よけを作ってやるんです。そのうち、親はどんどんやつれてしまいます、それは、もうかわいそうなくらい。

坂之上:やつれるぐらい一生懸命子育てするんですか。

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ビームスの流儀

1976年に創業し、90年代の渋カジブームを牽引したビームスが今も元気だ。創業以来赤字知らず。40年、最先端を走り続けられる秘密は何か。設楽洋社長への独占インタビューを掲載。