巨大物流センターと立ち上がる「斜めの壁」

穴守稲荷駅の羽田クロノゲートへ行ってみた

毎週月曜日、週刊東洋経済と東洋経済オンラインで交互に連載が進んでいく「成毛眞の技術探検」。週刊東洋経済版は図版が充実。それに対し、東洋経済オンライン版は記事のボ リュームが多く、写真も充実。・・・・という具合にそれぞれの媒体の特性を生かして展開していきます。今回はヤマト運輸の物流拠点に行ってみた。

 

朝、インターネットで注文した商品が、夕方には自宅に届いてしまう。本当に便利ですね。どうしてこんなに便利なのか。まだこれからも便利になるのか。なるというので、その拠点たる羽田クロノゲートへ赴いた。これは、来春に本格稼働するヤマト運輸の総合物流拠点である。

最寄り駅は穴守稲荷駅

穴守稲荷

最寄り駅は、品川駅から京浜急行に乗って、羽田空港国際線ターミナル駅の2つ手前にある穴守稲荷駅。ホームにある駅名標には堂々、「ヤマトグループ 羽田クロノゲート前」の文字がある。

このあたりは、鉄道は京浜急行のほか、東京モノレールも通っており、道路は環状八号線、通称環8が通り、首都高羽田1号線の羽田インターが近くにある。もちろん羽田空港からも遠くない。鉄道、自動車、飛行機の便が良く、物流の拠点としてふさわしい場所といえるだろう。

しかし穴守稲荷駅の周辺は、昭和30年代のまま止まってしまったかのような、不思議な町並みだ。改札を出ると、駅前一等地に「駅前」と名付けられた店が3軒並んでいた。そのとおりであり、正しい。正しいけど不思議に感じられるのは、同じ建物に3つの入り口があり、それぞれが、「スナック駅前」「季節料理駅前」「居酒屋駅前」と看板を掲げているところ。2階は雀荘のようだ。

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駅前にある「駅前」という名の店

そして昭和な町並みを2分ほど歩くと、穴守稲荷がある。

これは19世紀に現在の羽田空港敷地内に建立された神社だ。たびたび堤防が決壊し、開墾が進まないことに頭を悩ませた住民が作ったと言われている。それが戦後になって、米軍が羽田空港を拡張するというので強制退去の憂き目に遭い、この地へ移転した。

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