大橋ジャンクションと「非開削切り開き工法」

ライバルは「探険バクモン」。スゴイ現場を探検!

左が安藤ハザマの現場責任者である佐々木順一さん、中央が首都高速道路の現場責任者である鈴木和夫さん、右端が私
週刊東洋経済と東洋経済オンラインで連載が進んでいく「成毛眞の技術探検」。週刊東洋経済版は図版が充実。それに対し、東洋経済オンライン版は記事のボリュームが多く、写真も充実。・・・・という具合にそれぞれの媒体の特性を生かした展開をしていきます。第1回のテーマは「大橋ジャンクションと非開削切り開き工法」。週刊東洋経済11月16日号(11月11日発売)掲載記事のオンライン版です。

指定された場所へぶらりと出向くと、カメラマンはすでに来ていた。なのに、肝心の東洋経済の編集者が来ていない。なぜだ。

聞けば、テスラモーターズの高級EVであるところのモデルSでやってくるという。一応それも、仕事だという。それで、渋滞で遅れているという。本当か。

コロッセオのような外観

ここは目黒区大橋。山手通りと国道246号線の交差点から僅かに西に位置しており、かつては東急玉川線、通称玉電が走っていたあたりだと案内板に書いてある。そこになぜ、今、ボクがたたずんでいるのか。それは、酔狂な工事が行われると耳にしたからだ。

大橋と聞いてピンと来た人もいるだろう。玉川線車庫の跡地に造られている、コロッセオのごとき外観の、あの大橋ジャンクションが目の前に聳えている。ここで行われる酔狂な工事とは、地下に通したトンネルを、あたかもアジやサンマを開くように「切り開く」というものだ。

その切り開く話をする前に、大橋ジャンクションとは何かをちょっと解説しておこう。いま都内では、高速道路の工事が行われている。そのうちのひとつに、首都高中央環状線の品川線工事がある。

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