中国文系エリートが語る、就活のポイント

中国エリート学生座談会(その2)

 今回は第1回目に続き、特にトップ学生が集まる上海・復旦大学のビジネス系の院生たちに、面接でのアピール方法や彼らが重視する就職のポイントを聞いた。
上海のトップ大学、復旦大学の学生はどんな就活をしているのか(写真:ロイター/アフロ)

――まずは自己紹介からお願いします。

張宏:僕は張宏といいます。復旦大学管理学院の院生です。四川省の出身で、大学院から上海にきました。専門は金融学で、就職先は中国の大手証券会社傘下の証券資産管理会社です。業務はアセットマネジメントです。

王俊:僕は王俊といいます。同じく復旦大学管理学院の院生です。遼寧省の出身で、学部のときからずっとマーケティングを勉強しています。就職先はヨーロッパの内装用高級材料メーカーで、営業の仕事をします。

童芳:童芳といいます。復旦大学経済学院金融学科の大学院生です。天津の出身です。学部では保険学を学びましたが、金融の仕事に就きたくて、転向しました。でも希望の証券会社に就職できず、就職先は中国の保険会社です。

沈永革:沈永革といいます。僕も復旦大学管理学院の院生で、専門は金融学です。四川出身で張宏とは幼なじみです。就職先は合弁の投資会社で上場企業です。株式投資業務を担当します。

――就職先を決めるまでの経緯はいかがでしょう?

張宏:僕は高校のときから金融業界に興味があったのです。当時から金融関係の本を読むのが大好きでした。学部では土木を専攻したのですが、やはりどうしても金融に進みたくて、大学院に進学した際、転向しました。それで就職では、高校のときに夢みていた仕事に就くことができました。

王俊:僕は学部のときからマーケティングの仕事に就きたいと思っていました。インターンもすべて外資で、マーケティングやセールス部門で実習を行いました。今の就職先はその中の1社で、特に成長の著しいところに決めました。

童芳:私は金融業界で就職したくて、インターンでも証券会社で業界研究をしていました。でも昨年の景気状況では、証券会社に入るのは難しそうだったので、第2志望の保険会社に入りました。

沈永革:僕はもともと学部を卒業したら、自分で商売をしたいと思っていたのです。親が商売をしているので、小さい頃からその影響を受けていました。でも、学部卒で商売を始めるのは、ちょっと底が浅いかなと思って、大学院に進みました。

就職先は最初、漠然と金融業界を考えていたのですが、同時にやはり商売の道にも進みたいと思っていました。それで結局、金融と関係しつつ、今後、実業にも転換できる株式投資の業界に絞ったのです。株式投資なら、どんな業界や企業が好調か把握できますし、自分で商売をする機会を探ることもできるでしょう。

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