今週の米株市場は消費関連企業の決算に注目

決算の内容次第では株価が上昇する可能性

 5月6日、翌週の米国株式市場では、消費関連企業の決算発表が注目材料となる見通し。決算の内容次第では株価は上昇する可能性がある。ニューヨーク証券取引所で5日撮影(2016年 ロイター/Brendan McDermid)

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 9日から始まる週の米国株式市場では、消費関連企業の決算発表に注目が集まっている。決算の内容次第では株価は上昇する可能性がある。第1・四半期の米企業決算発表シーズンは終盤に入っているが、一般消費財<.SPLRCD>が全てのセクターの中で唯一、2桁の収益伸びを記録している。

米S&P総合500種指数採用企業全体では、第1・四半期の収益は、前年比5.1%減となる見通し。

S&P500種採用企業の87%は決算を既に発表しているが、同指数に採用されている一般消費財企業で決算を発表したのは約30社にとどまっている。

来週は、メーシーズ<M.N>、ノードストローム<JWN.N>、コールズ<KSS.N>などの決算が予定されている。

メーシーズの株価は年初から約8%上昇しているが、オプション市場によると、株価は13日までにさらに8%上昇するか、もしくは今年の上昇を全て削る可能性がある。

トムソン・ロイター・エスティメーツによると、一般消費財セクターの収益の伸びは現在23.1%と見込まれている。1カ月前には13.3%と予想されていた。

収益の伸びが予想通りとなれば、同セクターの四半期増益率としては2010年第3・四半期以来の高水準となる。

同セクターの2015年第4・四半期は12.8%増益となったが、今後2017年第1・四半期まで毎四半期収益は2ケタの伸びを記録すると見込まれている。

一方、同セクターの株価指数は年初から1.2%上昇にとどまっており、高い収益期待が株価に結びついていない。S&P500種株価指数は年初から0.6%上昇している。

ウェルズ・ファーゴのチーフ・ポートフォリオ・ストラテジスト、ブライアン・ヤコブセン氏は、一般消費財セクターの決算は、第2・四半期の企業決算にとって良いシグナルとなるかもしれない、との見方を示した。「強い数字になれば、経済は景気後退(リセッション)入りを回避し、S&P株価指数は過去最高値を更新するだろう」と語った。

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