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資産価格上昇の起源は「実質金利のマイナス化」 株価も金価格もマイナスコストの資本が支える

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  • 唐鎌 大輔 みずほ銀行 チーフマーケット・エコノミスト
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そこでブレイクイーブンインフレ率(BEI)10年を用いて、アメリカの実質10年金利の推移を日次で見たものだが、すでに期待ベースの世界で市場は「長期金利が実質でマイナスの時代」を前提にしていることがわかる。

金も銅も株も債券も、あらゆる資産価格が世界の資本コストであるアメリカの金利がゼロ以下で定着する時代を当てにしているのであれば、「目をつぶって買ってしまえ」という判断になるのも無理はないのかもしれない。

今、金融市場で起きている経験のない事象を細大漏らさずきれいに説明しようとするのは非常に難しいが、アメリカの長期金利が実質ベースでマイナスに定着している事実に起源を求めようとする仮説は相応に説得力があるように思える。

※本記事は個人的見解であり、筆者の所属組織とは無関係です

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