話題の「楽天モバイル」をiPhoneで使う裏技 対応機種ではないが自分で設定すれば使える

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iPhoneは「楽天モバイル」の対応機種に入っていないが、実はiPhone XS以降の比較的新しい機種の場合、電話やデータ通信することが可能だ(筆者撮影)

4月8日に、「第4のキャリア」である楽天モバイルが、正式サービスを開始した。もともと楽天モバイルは、ドコモやauから回線を借りるMVNOとして事業を展開してきたが、周波数の割当を受け、自前で基地局を整備していく形にビジネスモデルを転換。低価格を武器に、ドコモ、au、ソフトバンクの大手3キャリアに挑む。その楽天モバイルが打ち出したのは、2980円でデータ通信が無制限に使えるという料金プランだった。

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一方で、基地局の整備は始まったばかりで、3月末に4400局を超えた段階。20万以上の基地局を持つ大手3キャリアとは、桁数が異なる。端末のラインナップが足りないのも、同社の課題だ。

最も大きい問題は、iPhoneシリーズを取り扱っていないことだろう。SIMフリーのiPhoneはアップル自身が単体で販売しているが、現状、楽天モバイルの回線では動作保証の対象外になる。ただし、iPhoneで楽天モバイル回線がまったく使えないかというと、必ずしもそうではない。

実はiPhone XS以降の比較的新しいiPhoneの場合、楽天モバイル回線で電話やデータ通信することが可能だ。OSのアップデートなどで突然使えなくなるリスクはあるものの、楽天モバイルの料金は約300万契約まで、プラン料金2980円が1年間無料になるため、今使っているキャリアと併用してもよさそうだ。

とは言え、正式に販売している端末ではないがゆえに、ほかのキャリアでは不要だった設定などが必要になる。そこで今回は、iPhoneで楽天モバイル回線を使う裏技を紹介していこう。

1. SIMカードを挿し、VoLTEをオンにする

大手3キャリアの場合、iPhone本体にSIMカードを挿すだけですぐに通信することができるが、iPhoneを公式に取り扱っていない楽天モバイルでは、ユーザーが初期設定を手動でする必要がある。

SIMカードを挿したら、VoLTEをオンにする必要がある(筆者撮影)

とは言っても、それほど難しいわけではない。楽天モバイルを申し込み、SIMカードが届いたら、それを端末に差し込んだあと「設定」アプリを開いてみよう。

「設定」アプリでは、まず「モバイル通信」を選択。「モバイル通信プラン」にある楽天モバイル回線を選び、次の画面では「音声通話とデータ」をタップする。初期設定では、「LTE、VoLTEオフ」にチェックがついているため、これを「LTE、VoLTEオン」に変更する。これで、iPhoneが楽天モバイルのネットワークをつかむはずだ。

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