有栖川宮記念公園でラグジュアリーに触れる 東京パークライフを満喫しよう<2>

付近には聖心や麻布など伝統ある名門校が多く、昔から出逢いの場としても知られる。一部の東京出身者にとって有栖川公園は甘酸っぱい青春の想い出であろう。

テニスは貴族のスポーツだ

日本最古の名門『東京ローンテニス倶楽部』

図書館を出ると塀越し両側に、テニスコートが見えてくる。左の緑に覆われているのが、日本最古の名門『東京ローンテニス倶楽部』だ。名誉会員には天皇皇后両陛下、皇太子ご夫妻など皇族方が名を連ね、一般会員は各国大使や旧華族、有名企業トップという顔ぶれの、スポーツ社交施設だ。会員がクラシックな純白のウエアでプレーするのが木々の間から垣間見える。こちらの会員になるのは難しいが、実は倶楽部の向かいに広がる右のテニスコートは、有栖川公園の一部であり、港区在勤在住であればプレー可能だ。

行きたいお店はどこも公園入口徒歩3分

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人気店は公園からのアクセスもバッチリだ

有栖川公園散策前後に寄りたいお店といえば、地元民の圧倒的支持を得ている蕎麦屋『麻布さ和長』。「牡蠣そば」など季節の蕎麦や豊富な蕎麦前も人気だが、なんとこちらテイクアウトもできるのだ。スープの冷めない距離だ。公園でアツアツのカレー南蛮はいかが。

インターナショナル路線なら外せないのはメキシコ料理の『サルシータ』だろう。料理も本格派だが、プレミアム・テキーラの品揃えもすばらしい。オーストラリアのシドニーをテーマにam2:00までカクテルやワインが楽しめる『BONDI CAFÉ』 ならぜひ、店内パラソル下のソファ席かテラス席を。

園内散策の友に、あるいは翌日の朝食に、昨年オープン以来、話題沸騰『Little Pie Factory』のサクサク アップルパイもお忘れなく。

歴史的にエスタブリッシュメント、立地的にインターナショナル。この2つのベクトルが交差する場所、それこそ有栖川宮記念公園なのである。

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