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「湯沢のリゾマン」温泉・プール付きで300万円台も!かつての「負動産」に移住者が集まり"富動産"に化けた理由

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新潟県湯沢町のリゾートマンション
「負動産」と揶揄されてきたリゾートマンションが、近年移住先として人気を高めている(撮影:中田洋介)
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2人が暮らすマンションには温泉大浴場や露天風呂、プールを備えたクアゾーン、サウナ、スポーツジムなど、リフレッシュできる施設が充実しています。湯沢の恵まれた環境を活かしながら、彼らがどのように事業を育てていくのか今後が楽しみです。

移住を左右するのは、街に向いているかどうか

湯沢町にはまだまだリゾートマンションがたくさんあります。温泉大浴場や屋内温水プール、スポーツルーム等々、充実した共用施設を考えれば首都圏と比べて破格と言えそうな住戸がそろっています。写真はホワイトプラザ湯沢Vプラージュ。築33年で、30平米未満の1Kで300万円台から、40平米超の2DKでも600万円台から見つかります(2026年10月時点)(撮影:中田洋介)

「移住を考えるにあたって重要なのは、ライフスタイル、仕事、そして住まいのバランス。この3つの組み合わせは、街の数だけ違います」と伊藤さん。たとえ隣り合う市区町村(例えば現在伊藤さんが携わっている三条市・加茂市・燕市・弥彦村)でも、向いている人物像はまったく異なる。だからこそ、街ごとにピッタリの人を見つけ、勧めることが移住コンシェルジュの仕事なのだと。

「移住がうまくいくかどうかは、街に向いているかどうかが重要なんです」

伊藤さんにとって移住コンシェルジュの仕事は、空き家やマンションを紹介して終わりではありません。その人がこの先も“住み続けたい”と思える街と、どう結びつけるか。そこまでが仕事だと考えています。

そこには伊藤さんの過去の経験がありました。前職で、地方で大型商業施設をつくる仕事に携わり、巨大なショッピングモールを核にした街がつくられる様も見てきた伊藤さん。一方で、少子高齢化が進む地域では、同じような施設を閉鎖し、他社に引き渡す現場にも立ち会っています。

こうした体験から「箱をつくれば、街ができるわけではない。人がいなくなれば、どんな街でも衰退してしまう」ということを痛感したのです。一方で、人口減少に悩む地域は、全国どこにでもあります。だとすれば、そこに定着してくれる人を呼び込むことは、地域にとっての課題解決であると同時に、ビジネスチャンスでもあり、やりがいのある仕事でもある。だからこそ伊藤さんにとって、移住者と街を正しくマッチングさせることが、何より重要なのです。

バブルが遺した「負動産」を負債と見るか、宝の山と見るかで、まったく違う未来につながります。あなたなら、どんな街がマッチするのでしょうか。

●取材協力
きら星

取材・文/籠島 康弘

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